カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
今年の箱根駅伝も色々なドラマがありました。
不祥事を乗り越え、全員で掴んだ東洋大の初優勝。33年前ゴール150m手前での棄権以来という、最下位青学の笑顔のゴール。城西大棄権後の繰上げスタートとなったキャプテンの意地の区間最高記録。
そして何より感動したのは、東洋大ゴール10分前に、最上級生4年生全員が話し合って、優勝チーム恒例の胴上げを(夜の祝勝会も)せず、ゴール後チーム全員が整列し、走らせてくれたコースに、そして沿道の観客に、一礼をして帰って行ったという報道でした。
学生スポーツ(だけ)に過度の道徳観や倫理性を求めるのことに共感するものではありませんが、若者らしい態度に中年オヤジとしては涙腺を刺激されるほど感動しました。今回主力で走った下級生が残るだけに、来年も優勝して、今度は是非正々堂々と2年分の胴上げをしてもらいたい、と陰乍らエールを送りたくなりました。大学生の子を持つ親として『若いっていいなぁ。ガンバレ、若造!』・・・ですね。
明けましておめでとうござします。
昨年は、当園をご愛顧賜り厚く御礼申し上げます。本年も頑張りますのでどうぞ宜しくお願いいたします(中旬頃からブドウとリンゴの選定作業を始めます)。また、このブログもリンゴの時期とは関係なく、信州松本からの話題等を少しずつでも更新して行きたいと思いますので、ご愛読賜れば幸いです。
さて、穏やかなお正月三が日でした。元旦も、白みかけた頃からチロルとナナの散歩に出かけました。この時期松本では、東雲街道とも呼ばれる東山は、美ヶ原と鉢伏山の谷あい(入山辺)から日が昇ってきます(因みに日の入りは、ちょうど乗鞍岳に日が沈んでいきます)。この日もチロルを先に済ませ、ナナの散歩の時、ちょうど初日の出の時間帯(松本の日の出は7:20過ぎ)に掛かりました。田んぼの畦道に女性の方が東山方面に向かってじっと佇んでいましたが、初日の出に何か願を懸けるのでしょうか。この写真は、元旦の朝、初日の出の直前、松本の入山辺方面の様子です。
大晦日と元旦。昨日と今日、連続性という意味ではさして変わらないのに、一旦区切りをつけ、もし何か悪いことがあったら『今年こそ/今年は』と思い直す、そんな、気持ちにリセットを出来ることが人間の良いところではないでしょうか?
今年も、今年こそ、皆さまにとってどうぞ良い年でありますように。