カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先週は秋晴れの快晴で、特に13日木曜日の朝は松本駅からは遠く白馬方面まで、(多分年に何回も無いでしょう)モヤも無くくっきりと北アルプスの山々が見えました。白馬方面(後立山連峰)や乗鞍は既に雪化粧で白く輝いています。あまりの見事さに、暫く電車の車窓から見とれていました。ところが、塩嶺トンネル(塩尻峠は分水嶺ですが)を抜けると一変。どんよりと曇って(霞んで?)います。でも、昼前には諏訪も快晴の青空になりましたので、曇りかと思ったのは、多分諏訪湖から発生した水蒸気が厚い霧となって上空に立ち込めていたせいなのでしょう(しかし、不思議なことに通常の霧とは違って視界はずっと先までしっかりと見えました)
朝、諏訪湖面にはボートが何艘も浮かんでいましたが、これはワカサギ(公魚)釣。諏訪湖の冬の風物詩です。近年は、諏訪湖は氷が厚く張らないため、厳冬期でも穴釣りは出来なくなりました(この近辺では蓼科の湖では今でも可能です)。ここ2年ほど諏訪湖のワカサギは、なぜか稚魚が育たず禁漁が続きましたが、今年はどうやら解禁のようです。
 ところで、ワカサギはどうして漢字表記で『公魚』という字を当てるのでしょうか?
 調べてみると、その歴史は意外と新しく、江戸時代に常陸国麻生藩(現在の茨城県行方市)という3万石の小藩が霞ヶ浦のワカサギを年貢として、時の11代将軍家斉に献上した「公儀御用魚」だったことに由来するのだとか。

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