カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
長女がアメリカに帰国する前に、横浜の次女の所に一泊して姪っ子たちに挨拶して行くのに付き添って、奥さまも10日程そのまま定例の“家政婦”での家事手伝いに一緒に行って、終わってから家内の帰るのに合わせて、今度は次女と孫たちが家内と一緒に松本へやって来ました。
婿殿が勤める病院で二度とも出産したため、“里帰り出産”をしなかった次女は、昨年秋に(母の一周忌法要に合わせて)長期で初めて松本に子供と一緒に帰省して来て我が家に滞在し、その間、自分の家とは違って(家内が手伝いに行っている間も少なくとも婿殿の世話は自分でするので)、実家だと全てを親に任せて自分は「何もしなくて良い」快感に“味を占めた”のか、今回は短くて4日間程でしたが、婿殿の出張に合わせて、孫たちは親に任せて自身の育児疲れを癒しに(?)松本へ帰省して来ました。

そのレストランはイオンモール松本の近く、日の出町に在る「ごはんカフェ 和み」という一軒家を改装したカフェレストランで、一階部分が店舗になっています。
ランチの後、イオンモールで買い物予定だったので(アンパンマンなどのキャラクターカートに乗るのが第一目的でしたが・・・)、先にイオンモールに車を停めてから、11時半の予約に合わせて道を挟んだ「和み」に向かいました。
この日は平日でしたが、春休みのためか子供さん連れなどが多く、屋根下の一階部分は既に満車。立駐も混んでいたので、結局屋上へ駐車しました。
先に歩いて11時半に予約したレストランへ向かいました。店舗は4人掛けテーブルが4卓とカウンター、キッズスペース、奥に個室が二部屋。改装前とレイアウトは殆ど同じ(様に思えます)。因みに、畳敷きだった小上がりフロアは改装後カーペット敷きにリニューアルされた由。そして予約の際に子どもの月齢を伝えると、その子に合わせて布団やチェアを用意してくれるのだそうです。
そしてこの個室とキッズスペースには木製のオモチャと絵本などが置かれていて、お母さんたちは子供たちがオモチャで遊んでいるのを見ながらゆっくりご飯が食べられます。
また年齢(月齢)ごとに分けてキッズメニューが数種類ずつ用意されているのもお母さん方にとっては有難いでしょうし、しかも大人向けもですが、素材なども地元産に拘り、体に優しい化学調味料は一切使わない料理が揃っています。そして、最初に運ばれて来たのが水ではなく白湯。そんなところにも気配りが感じられました。






先ずはメニューを見て、子供たちの食べるモノから注文です。
キッズメニューは7ヶ月以上、9ヶ月以上、11ヶ月以上と細かく月齢で分けたキッズボウルメニューとパンケーキがあり、その中から娘はカボチャのポタージュ、昆布だしと大豆ミートのおうどん、芋もちボール、にんじんのパンケーキをオーダー。キッズメニューを先に運んでもらって、孫たちに先に食べて貰いました。子供たちがお腹が一杯になってまたオモチャで遊んでいる間に、今度は大人たちが食事です。


信州の地鶏福味鶏を使用したという山賊焼きは、地元の山賊焼き専門店に負けぬ程美味しかったですし、どのメニューにも新鮮な地元野菜が豊富に使われたサラダが添えられ、また今月のお惣菜という小鉢の人参ラペが実に爽やかで美味でした。山賊焼き含め、三人で少しずつ味見にシェアしましたが、どれも美味しくてコスパ的にも満足でした。


以前ご紹介した山形村のそば処「木鶏」もそうですが、こちらのオーナーご夫妻も子育て中で小さなお子さんがおられる経験からなのでしょう。木製のオモチャや本だけではなく、そこかしこに小さな子供連れの若いお母さん方への、「安心してお子さんと一緒にゆっくり食べて行ってください」という暖かな配慮が感じられました。この日もそうでしたが、子供連れのお母さん方に大人気というのも大いに納得出来ました。
中には「小さな子供お断り」という店も結構多い中で、自分たちが今そういう環境であるからこそ感ずることではあるのですが、少子化対策を声高に叫ぶのなら、松本にもこういう子連れに優しい( 更にはペット向けも同様の環境なので、軽井沢の様な Dog Friendlyな)お店がもっともっと増えれば良いのに・・・とつくづく思いました。
年末に松本市のH/Pにある「市長への手紙」コーナーへ私がメールさせていただいた、「源智の井戸」の清掃活動についての窮状を訴える投書。
それを市長がご自分で直接読まれ、「現状と課題を整理する様に」とご自身で呼ばれて指示されたのが、井戸本来の担当課ではなく、「地域づくり課」の課長さんと「源智の井戸」のある町会のエリアを担当する「第二地区 地域づくりセンター」のセンター長さんでした。
因みに、「地域づくり課」は松本市の地域づくりの推進と市内35ヶ所の各「地域づくりセンター」を総括する組織であり、その統括下で、各地域の課題の把握・集約・解決に向けた支援と地区関係団体の育成、支援、相談対応をする中で、市と地区関係団体等との連絡調整など各地域の実情に応じた具体的な活動を実際に行うのが、市内35ヶ所に設置されているという「地域づくりセンター」です。

そして、その後も井戸の担当課の方々も含めて三回程会議を重ねた結果、市側と地元町会の皆さんとの間で以下の三つの内容が確認、合意されたのです。
一方で、松本市も少子高齢化とドーナツ化現象で市の中心街の人口が減っており、人手の無くなってしまった地元町会は清掃活動から“卒業”し、その代わりに日頃の井戸の様子は地元に住んでいないと把握できないため、町会長はじめ地元の方々に出来るだけお願いして、気の付いたことを市の担当課へその都度連絡いただく。
また、月2回の清掃だけでは特に藻の繁殖し易い夏場はカバーしきれない可能性もあるため、清掃活動のボランティアを募集して、業者清掃と並行して4月以降も継続的に月一回定期的にボランティアに依る清掃活動を実施する。


そして、その様子は地元紙やタウンペーパーにもニュースとしても取り上げていただいたので、今後に向けて少なからぬPRにもなりました。

その清掃活動を通して、これまでの「源智の井戸」の維持管理に関する経緯経過について、朝7時から地元町会の有志の皆さんと一緒に掃除をしながら、色々とお話しを伺って一番驚いたのは、部外者の私などは「井戸は地元町会の宝の筈」と勝手に決めつけていたのですが、確かに“歴史ある文化財”としての存在自体は“町の誇り”かもしれませんが、井戸周辺の殆どのお宅にはそれぞれご自分の井戸があって、この「源智の井戸」の水は利用したことも無いし飲んだことも無い・・・という、10年来わざわざ車でドリップ用の水を隔週で汲みに来ている私にとっては、或る意味“衝撃的”な事実でした。
そこで、この「井戸と花の会」メンバーでの清掃活動が最後になる3月。その日の朝6時半に家を出る前に、「源智の井戸」の水で淹れたコーヒーを保温水筒に詰め、一緒に紙コップも持参して、掃除の後にこれまでの清掃活動の労いへの乾杯代わりに皆さんに飲んでいただきました。すると、口々に・・・、
「へぇ~、初めて飲みましたけど、本当にコーヒー美味しい!」
「そうでしょう?そうなんですヨ!」
皆さん「源智の井戸」の水で淹れたコーヒーの美味しさに、一様に驚かれていました。
しかも、この「源智の井戸」だけが「まつもと城下町湧水群」の中で唯一の硬水なのですが、筑摩山系から流れ出る幾つもの河川により形成された複合扇状地である松本盆地で、この辺りに自噴して来る湧水は地下に様々な水脈があるらしく、湧水群や各家庭の井戸のどれ一つとっても水質や味が異なるのだとか。
松本市内で地下水や温泉開発を手掛ける地元企業「サクセン」という会社のH/Pに依ると、
『昭和63年、サクセンにて(松本市からの委託を受けて)この井戸の復元工事に携わり、古くから名水として利用されてきたその理由には周辺とは違う水質にあることがわかりました。源智の井戸の湧出量は毎分約200リットル、水温はサクセン計測実績から平均15.5度の自噴井戸です。水質硬度は113mg/Lです。(硬度=水質を表すひとつの指標で、水に含まれているカルシウムとマグネシウムの総量のこと)源智の井戸の水は軟水の多い日本では珍しく、硬水系の天然水と言えます。』
(注記:市の保健所に委託し、毎年調査して開示されているデータとは数値は異なります)
会長さんなど地元の長老さん方のお話に依ると、一度井戸が枯れてしまい、市指定の文化財だったこともあって、市に陳情して昭和63年(1988年)に井戸の採掘作業をして貰い、従来よりもかなり深く、地下50mまで掘り下げたのが現在の「源智の井戸」なのだそうです。
同じエリアであっても掘る場所によっても水脈は異なるでしょうし、深さによっても当たる水脈も異なる筈。ですので、「源智の井戸」のすぐ隣の瑞松寺や道路を挟んだ眼科医院にも井戸があって水を汲むことが出来るそうですが、そんなに近くても「源智の井戸」とはまた味が違うのだそうです。

その時に「源智の井戸」だけを市が清掃業者に業務委託するということは、今は可能であっても、将来的に20数か所全てを業務委託で対応することは予算的にも市政として無理であり、少子化とそれに伴う人口減少を前提にそうした将来展望をふまえると、もし予算化が無理なら“金を出さずに知恵を出す”ことで、地元の方々も含めて利用者など市民に依るボランティアでの清掃活動を水平展開していくことが必ず必要となる筈なのです。
そのためにも、市側は今回の「源智の井戸」の清掃ボランティアの募集や運営をモデルケースとして、例えば掃除用具の購入一つとっても、湧水群の維持管理に関して今後発生するであろう大小様々な課題や問題に対処していくことが、ひいては松本市の観光資源でもある「まつもと城下町湧水群」を、本当の“市民の宝”として市民自らの手で守っていくことに繋がることと確信しています。
勿論、一朝一夕で達成出来る訳では無く時間が掛かるでしょうけれど、そうなるためにも、10年来、そして今後も隔週で美味しい「源智の井戸」の水を我が家のドリップ用に戴いている利用者の一人として、少なくとも体が動ける間は私自身もボランティアの一員として今後も引き続き「源智の井戸」の清掃活動に参加させていただくことにしました。
そして、この4月5日。今回の募集で集まったボランティアに依る、第一回目の「源智の井戸」清掃が行われたのです。朝7時に10数人集まっていただき、手分けして清掃作業を進めます。中には防災備品として災害用に購入したというポンプを台車に載せて運んで来てくださった第二地区の役員の方がおられ、ジョレンやブラシで擦って浮かせた藻を金網ですくうのと並行して、藻の混ざった汚れた湧水を一気に汲み出し、湧き出て来る新鮮な湧水に入れ替えたのですが、“三人寄れば文殊の知恵”ではありませんが、人数が多ければ色々なイデアが出るものだと感心しました。また、これまでは有志5人での清掃活動でしたが、10数人もいれば今までは手が回らなかった井戸周辺の水路までデッキブラシで擦って掃除することが出来たので、見違え得る様にキレイになりました。
今回のボランティアは「先ずはやってみよう!」で、多少“走りながら考える”的なスタートではあったのですが、そこは“巧遅は拙速に如かず”で、考えることも重要ですが先ずは“Do=行動すること”の大切さを改めて感じた次第です。
市の担当課の方に依ると、業者の選定も決まり、エクステリア専門業者が4月から月二回清掃に入ることが決まったとのこと。従って、我々ボランティアと合わせて概ね10日毎に計月3回の井戸清掃が行われることになりました。

しかし、そうした苦労を直接知らぬが故に、「どうせ“ダメ元”でも・・・」と私の投じた市長への一通の投書メールだったのですが、結果として“瓢箪から駒”で、それが一つの小さな切っ掛けとなって、松本市民の宝でもある「源智の井戸」が市民自らの手に依って今後の維持管理に繋がっていくのであれば、たまたまその一石を投じた人間としてこんなに嬉しいことはありません。
そして願わくば、10年後、20年後、私たちが動けなくなっても、次世代の人たちにこの「源智の井戸」の清掃ボランティア活動がしっかりと引き継がれていかれんことを・・・。
戸建てに住んでいた時に、自分で張って作庭した15坪の芝生ガーデンを含め、奥さまと二人で丹精込めて世話して来た“庭”の中で、特に奥さまが一生懸命丹精込めて毎年世話をしたのが、零れ種で60株にまで増えたクリスマスローズでした。













長女が以前二度ほど取り寄せしてくれて、とても美味しかった瀬戸内産の牡蠣。その後奥さまもトライしたのですが、どうやらアクセス先が違っていたらしく取り寄せが出来ていませんでしたが、そこで今回の松本滞在中に長女がまた取り寄せてくれました。
瀬戸内産と言っても広島ではなく岡山産の牡蠣で、水揚げ後漁港ですぐに殻を剝いて発送してくれるので、例え山国信州であっても到着日が発送の翌日で、その日だけは生食が可能。以前食べた時に、特に生ガキについては、本当に海辺で食べた様な全く生臭さの無い新鮮さに、(“山の民”信州人としては)それこそ感動すら覚えたのでした。
如何に有名なレストランであっても、これまで地元で牡蠣フライや牡蠣の天婦羅などを食べた時に感じる特有の生臭さ・・・。それはレストランの調理法がどんなに優れていても、食材の鮮度で決まってしまう味。ですので、例え素人が調理して自宅で食べるそれがいくら調理レベルで劣っていたとしても、この超新鮮な牡蠣は地元のそれなりに知れたレストランで食べる牡蠣料理を遥かに凌駕しているのです。

余談ですが、それは牡蠣に限らず、流通が今ほど発達していなかった昔は、“臭い”ウニも嫌いで、社会人になってからの東京出張の折に、発注先の本部長さんが打ち合わせの後でランチに連れて行って下さった新橋のお寿司屋さんで、握りのセットの中にウニ軍艦が入っていて、残すのも失礼なので、それこそ清水の舞台から飛び降りるつもりで目を瞑って口に入れたのですが、臭みなど全くないその甘味に驚いて、その後すっかりウニが好物になったのでした。
事程左様に、自分が生まれてこの方“好き嫌い”となった食材の決定要因の多くは、この“山国信州”では特に海鮮系に関して、おそらく鮮度に関して本当に新鮮で美味しいモノが食べられなかったがために、その時に食べた“鮮度が古くて匂う”食材や、新鮮な食材を活かす本来の調理方法とは異なり、多少鮮度が落ちた食材用の調理法だったがためか、その時食べたモノが美味しく感じられなかったという“負の記憶”にずっと苛まれた結果の蓄積で、結局その食材を嫌いになってしまったという理由も多かろうと思うのです。
幸い、例えば今や呼子のイカが生きたまま首都圏へのトラック輸送が可能になった様に、輸送技術や流通網が発達し革新されてきた結果、今では“山国信州”であっても、海鮮系に関しても例えば北陸の港に上がった朝どれの魚介類がその日の内に県下のスーパーマーケットの売り場や飲食店でも提供される様になりましたので、以前のようなことは少なくなりました。

今回も届いた新鮮で大振りの牡蠣。この日の牡蠣料理は、娘と私メは先ずは生牡蠣。そして私メが調理を担当しての牡蠣のガーリックソテー。奥さまが調理した牡蠣フライとオイスターチャウダー。年に一度?の牡蠣尽くしです。
送って頂いた牡蠣は1.6㎏と一度では食べ切れないので、1/3は牡蠣フライとして揚げるばっかりに処理して冷凍保存します。
社会人になってから・・・というより、シンガポールへの赴任中に時々開催されていた周年記念やGM交替時などの企業主催のパーティー。
著名なワールドクラウスのホテルのボールルームで催されるそれは名刺交換や談笑がメインなのですが、その際にビュッフェ的に用意されている料理の中に、季節によって、フランス風に敷き詰められた氷の上に殻に入った生牡蠣が並べられていて(新婚旅行でパリに行った際、旅行ガイドに乗っていたレストランで、地元のパリジャンたちが食卓に山の様に盛られた旬の牡蠣に夢中になっているのをしり目に、生牡蠣を食べられなかった私たちは一切見向きもしませんでした)、或る時に他に食べるモノが乏しかったのか、一度それを一緒に行ったローカルMgr.から勧められて、シンガポール風にチリソースで一度食べてみたのですが、それが美味この上無し!
「えっ!?生牡蠣って・・・こんなに美味しいんだ!!」
と、これまた“目から鱗”の経験でした・・・。
その後は、例えば旅行先の厳島で焼き牡蠣を食べたり、出張先の夏の山形の庄内で大ぶりの岩ガキを頂いたりと、今では生牡蠣もしっかり食べられる様になりました。

先ずは、大ぶりの生牡蠣を私メは常備しているスイートチリソースで。娘はレモン果汁で戴きます。それにしても旨い!驚くのは生臭さが全く無いことです。この岡山産の牡蠣は水揚げされて殻を剥き、すぐに袋詰めがされて直送されてくるため、信州であっても翌日到着したこの日だけは生食可能とのこと。


そして、特筆すべきは家内の作ったオイスターチャウダー。まさに絶品でした。娘がMBA留学中に連れて行ってくれたサンフランシスコのフィッシャーマンズワーフでも食べた、本場のクラムチャウダーよりも牡蠣は良い出汁が出るのか、今回のオイスターチャウダーの方が美味しく感じられました。これは大発見!次回からまた牡蠣を取り寄せたら、オイスターチャウダーはマストだと認識した次第。

長女が渡米するに際して色々置いていったモノの中で、有難く使わせて貰っているモバイルプロジェクター AnkerのNebula CapsuleⅡ。
以前第1966話でご紹介した様に、
『娘は東京のマンションの壁に投射していたので、付属品のカメラに使う様な三脚があって、プロジェクターの投射角度を固定するのですが、天井照射には向かない(90°直角には固定が出来ない)ので、ベッドの頭の“ヘッドボード”と呼ばれる部分の厚いボード(板材)に三脚の脚を背に差し込んで固定したりと(これだと上手く固定出来ず、強く押すとボードに傷が付いてしまいます)色々試した結果、些か恥ずかしいのですが、最終形は適当な大きさの小さな箱の側面を半円形に切り取って、そこに円筒形のプロジェクターのボディーを固定して天井に投射しています。しかしこれが、画面の左右移動も含め非常に上手く固定出来、使い勝手も良くて大正解でした。』

調べてみると、AnkerのNebula CapsuleⅡは購入する時に梱包されている箱が天井照射に使える様になっているそうなのですが、娘はオプションで購入した専用の三脚で壁に照射していたので、購入時の箱は捨ててしまっています。ですので、天上照射するために“箱を使う”というのはあながち間違っていなかったというより、むしろ正しかった様です。
そこで、余りお金を掛けずにもう少し“ちゃんとした”箱にするべく、100均で探してみました。最近の100均は「えっ、こんなモノまで売ってるんだ!?」と品揃えが豊富で驚く程!・・・ですから。


そんなサイズの“立方体の箱”で、且つ半円形の“穴”を自分で開けないといけないので、刃が立たぬ様な固いプラスティックではなく、カッターナイフやハサミで切れる様な“柔らかな”素材でないといけません。
以上の条件を前提に選んだのは、ザル付き水切り保存パックという透明なプラスティック製の600mlの小型容器と、フタ付きの紙製ボックス。
この二つを購入して、側面に半径4㎝の半円形を切り取ることにしました。
出来るだけ正確な半円にするため、併せてコンパスも購入しました。〆て330円也・・・。

そこで、紙製のBOXを使うことにして、両側面の真ん中にコンパスで半径4㎝の半円の線を引いて、その線に沿ってカッターナイフで正確に切り取りました。切った部分はガムテープを貼って切り口を補強。
正確にモバイルプロジェクターと同じ直径8cmの半円ですので、すっぽりとプロジェクターが収まりズレも無く固定出来ました。これならモバイルプロジェクターは床面に対して平行に置かれていますし、また左右の移動もスムーズに行えるので、台形補正だけで左右の補正が出来ないNebula CapsuleⅡですが、かなり正確に天井照射が可能になりました。

【追記】
長女が10日間ほど松本に滞在していた間、マンションの自分の部屋で寝る時にプロジェクターを天井照射してNetflixなどを視るのに使っていました。
彼女は東京のマンションに居た時に、TV代わりにこのプロジェクターを購入して、オプションの三脚を使って壁に投射して視聴いました。今回の松本では、私の作ったお手製の設置台の箱を使って寝る時には天井に投射していたのですが、このプロジェクターAnkerのNebula CapsuleⅡは円筒形なので、設置台の箱の半円の中で簡単に回転させることが可能です。そのため、壁に照射することも簡単に出来るので、時々は横の壁に投射するのに大いに重宝したとのこと。そこで、
「これ、なかなか使えるネ!」
とお褒めの言葉。
「そうでしょ、そうでしょ!」
娘からのその一言で、作った努力が大いに報われた・・・と感じた次第です。