新しい年になり、最初の勉強会では全員の今年の目標発表がありました。スタッフ全員の目標を聞き、私も頑張ろうと気合が入ったし、自分の目標をみんなの前で発表することで難しいと思っていた目標もできるような自信がわいてきました。
1月から、私は院長のアシスタントにつくようになりました。患者さんへの治療内容の説明や補綴物の説明など、今までドクターにまかせっきりだったことを自分で行うようになり戸惑うことも多いです。
先輩がしているのを見よう見まねで行っていますがやはり自分が理解していないと患者さんに質問されてもはっきりと答えられないことがあります。
治療の流れや補綴についてもっと勉強し、自分の言葉で説明できるようになりたいと思いました。
12月は患者さんの人数も多く、毎日バタバタしていてあっという間でした。
20日には鴨居歯科医院でのクリスマス会が行われ、来てくれた子供たちと一緒に歯医者さん体験や小さな手作りのツリーを一緒に作ったりしました。
保護者の方にもお口の健康維持に役立つようなお話をしたりしました。イベントを通してたくさんの方に歯に対する知識や意識をあげていけるよう私も頑張っていきたいと思いました。
年末には大掃除をみんなで協力して行い、その後院長と奥さんの御厚意により忘年会がありました。皆と一年のいろいろなことを振り返りながら、おいしい料理をいただいて、初心は忘れず、来年はもっと成長して少しでも早く先輩たちに追いつけるよう頑張りたいと思いました。
アシスタント業務では、それぞれの先生のやり方を覚え、臨機応変に対応できるようになってきました。
次に必要なものも自分で考え、指示を待つだけではなくなり、必死だった時よりも仕事がとても楽しく感じられるようになってきました。また、少しづつ視野も広くなり、医院全体の状況を考えて動けるようにもなってきました。
私が初めて鴨居歯科医院に見学に来たのが一年前の11月で、こんな医院に就職したい!と思っていたころを思い出し、まさにその医院で働いている自分に自信をもち、誇れるようになりたいと思いました。
当院が取り組んでいるトータルヘルスプログラムの第一人者である辻村先生の講演会が医院であり、衛生士が活躍できる場が広がることへの喜びと、私も早く認定衛生士になりたいという思いが強くなりました。
少しずつ、限られた時間の中で衛生士業務ができるようになってきました。
患者さん一人一人に合わせたケアの方法や歯ブラシ、歯間ブラシを薦めて次に来院された時に口腔内が改善されているととてもやりがいを感じました。
ただ、少し慣れてくると患者さんに専門的な言葉をつい使ってしまうことがあり、聞き直されてハッとすることがありました。
反省すると同時に、患者さんから学ぶこともとても重要であることに気づかせてもらう良いきっかけとなりました。
診療のことで悩むこともまだ多くありましたが、そんな時は同期や先輩と一緒にご飯に行きいろいろなことを話して解決していきました。
S―UPなどでかなり先輩とも打ち解けてきていて、方言や地元のネタで盛り上がるのもすごく楽しかったです。
衛生士業務を1日1人で行うようになってきました。
とはいってもまだむし歯のチェックや入力には自信がなく、ドクターや先輩衛生士の皆さんに教えてもらったり、チェックしてもらいながら行っていました。
限られた時間の中でたくさんやりたいことがありいつも時間内に終わらせることができませんでした。
どうすればよいのか悩むこともたくさんありました。
ですが、まずは患者様としっかりコミュニケーションをとりその中で一番困っていることや問題点を見つけ出してそこから解決していくように取り組んでいきました。
スケーリングやPMTCの技術は自分ではまだまだだと思っていますが患者様から「あなたがやってくれると全然痛くないし、声をたくさんかけてくれるから安心していられた。
次も野口さんにお願いしたい」と言ってもらえたことがあり、今まで頑張ってきて本当によかったという思いと、もっとスキルやコミュニケーション能力をつけて私のファン患者さんを増やしていきたいと思いました。