みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の三溝 恒幸です。
みなさんこんにちは。
早くも、明日で9月になりますね。そうです、暦の上ではもう秋です。秋といえば、食欲、読書、行楽、などを連想させてくれ、なんだか楽しそうです。
さて、歯科医院に来院されていると型取りをされたことが一度ぐらいは経験があるのではないでしょうか。あのネトッとした材料を口の中一杯に入れられ、3分間ジッと身動きせずに我慢していないといけないのです。よく使用される材料は、アルギン酸ナトリウムの水溶液にカルシウムイオンを添加してゲル化するタイプやシリコーンエラストマを白金触媒などにより架橋結合させるタイプです。
ところが、コンピュータ技術が進歩した現在では、物質に光を当ててその反射光を応用した光学系の3Dデジタイザー装置が開発されております。それを超小型化して歯科に応用したものが歯科用光学スキャナです。
そしてこのたび、鴨居歯科医院に歯科用の中でも最もポピュラーな3Shape社製のTrios3という口腔内スキャナが導入されました。この装置を使うとお口の中にあの嫌な材料を入れて型取りをする必要がなくなるのです。ではどうやって型を取るのでしょうか。それは、超小型のカメラで何百枚もの写真を撮影して、コンピュータ技術を応用して、採取したデータを繋ぎ合わせて3次元のデジタルデータを作ります。そうしてできた3Dデータを、以前お話しした。歯科用のCAD/CAMシステムに送付して、コンピュータ上で補綴物を設計するのです。
その後、このデータを加工機に送り、このデータもコンピュータ上で処理をされた後、材料を削り出します。最終的には歯科技工士の手により調整と仕上げを行ってから患者さんの口腔内に装着されます。
口腔内スキャナとCAD/CAMを応用して製作される主な補綴物は、インプラント上部構造を含むジルコニア製の補綴装置やアライナー型の矯正装置があげられます。
残念ながら、みんな自費の物です。
それぞれの特長について詳しくは当院スタッフにお尋ねください。
最後までお読みいただきありがとうございました。