みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の三溝 恒幸です。
鴨居歯科医院の院内いたる所に相田みつを氏の書が掲げられていることを皆様お気づきでしょうか。
御承知のとおり相田みつを氏は、書家であり詩人です。そうした氏の詩は、読むとほっこりした感じの中に、何か人生に対する勇気のようなものを感じさせてくれます。かといって全く説教じみた感覚を感じません。ひと言ひと言、また一作品一作品、われわれを勇気づけてくれます。
それではなぜそう感じさせられるのでしょうか?調べてみますと、「自分の言葉を自分の書で表そう」という世界だということだそうです。
ご子息であり、相田みつを美術館 館長 相田一人氏によれば、「書いた以上は読んでくださる方に向けて書いたことは間違いないが、父の場合は全部自分に向けて書いていたんじゃないか。」とおっしゃっております。
なるほど、そうであるからこそ私たち読み手に微塵の威圧感も感じさせずに、すっと心に沁みるように入ってくるんではないでしょうか。
さて、一人氏がお父様との思い出話の中で、
「小学生の頃、『教養という言葉はどういう意味か知っているか?』と父に聞かれました。そして『教養とは知識を身に付けるという事だけではないんだ。いくら知識を身に付けてもそれは教養の一部である。教養とはどれだけ相手の立場に立って考える事ができるかだ。』
と教わりました。私には強烈な印象として残っている思い出です。」
何かものすごい人間力を感じさせられるお話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。