みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医院、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
デンタルマネージャーの両角 真由美です。
先日、地方紙である記事を見つけました。
それは、長野県富士見町の「国保加入の保険指導対象者 歯周疾患検診補助を新設へ」という記事です。
これまで全町民に行ってきた節目の年齢に限った検診に加え、近年、歯周病が生活習慣病に深く関わり、治療効果に悪影響を与える可能性も医学界で示されていることから、特定健診で保健指導の対象となったリスクの高い人たちへも歯周疾患の検診費補助の対象を広げることにした、ということです。
歯周病は、歯周病菌による感染症で、進行して深い歯周ポケットが形成されるようになると、その中で炎症を強めるタンパク質(サイトカイン)などがどんどん増え、歯肉の血管から血液中へと流れ出していきます。
血流にのって臓器や血管壁にたどり着いた歯周病菌やサイトカインは、毒性を発揮して、糖尿病、循環器疾患、脳血管疾患など、全身に様々な悪影響を及ぼします。
2011年の歯科疾患実態調査によると、歯周病の症状がある人は、20代で約70%、65歳以上はほぼ全員、55歳以上の半数に重症化がみられる、ということです。
早期発見、早期治療は、医療費の大幅な削減にもつながります。
お口の中の健康から身体の健康を守りましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。