皆さんこんにちは。
長野県塩尻市にある
鴨居歯科医院 審美サロン
歯科医師の田中淳史です。
皆さん熱中症対策によく水分を取りましょう。この1ヶ月の取り組みについてフィードバックしたいと思います。
7月29
塩尻市イベントである「げんば祭り」に参加し、踊りを覚え、商店街を曲に合わせて練り歩きました。普段からお世話になっている、地域に貢献する機会がほとんどないため、鴨居歯科医院のある一番町へ少しでも貢献する想いで参加しました。普段から地域の清掃活動がであること、それが出来ていないこと、人とのつながりを大切にしようと改めて思いました。
8月2
診療後にスタッフの何人かと山形村にある「牛匠」にてプチ宴会をしました。僕たち歯科医師は、診療を行う際、周りに支えられて目の前の治療が行えているということを再確認しました。自分が研修時代でまだまだの時にも、手取り足取りお世話になった先輩、同期の皆に改めて感謝しつつ、スタッフの気持ちを受け取り、何でも言い合える関係、お互い高め合える関係になりたい。後輩にとって背中を見せられる頼りになる人間になりたいと思いました。
8/5、6
HDI実践コース大阪
ホリスティックデンティストリーという概念を説明します。ホリスティック(全人的歯科医療)とは、アメリカのL.D.Pankey先生が推進された考え方医療で、今尚、そのパンキーグループの先生達により、世界の第一線で行われているものであります。パンキーの弟子であるP.Dawson先生は包括的歯科医療と言っています。残念ながら、日本の疾病保険の中で全て行う事は不可能に近いのですが、それを行わねばなりません。パンキーは「私はあなたの歯にのみ興味があるのではありません。あなた自身に興味があるのです。」と言っています。それは、来院され、むし歯を削って詰めて、歯が無いところに補って終わりという事ではないということです。誰もが、デンタルヒストリー「なぜ、この口腔内(むし歯、歯周病、噛み合わせ、多くの詰め物、、など)になったか」を持っており、それを考えるためには、「生活習慣、口腔の健康に対する考え方、生き方、その人の人生、潜在意識に関わる必要がある」ということです。
また、口腔の健康の価値観、知識は日本は低いとされています。なぜなら、日本人は「歯は磨くもの、歯を磨いていれば良し。」という考えにあるところです。アメリカなどの海外では殆どの方が定期検診、チェックして欲しいかのために歯科を訪れますが、日本では、痛いなどの治療のために訪れることからもわかると思います。皆さんも「歯科は痛い時に神経を取る、入れ歯を作るところ」などのイメージがあるからだと思います。全ての病気は予防が第一です。なぜ歯科は予防しようと考えないのでしょうか?皆病気にはなりたくないです。しかし、CMで見た歯周病対策の歯磨き粉、ネットで探した歯科グッズはかなり売れています。もちろん効果が無いわけではないです。果たしてそれが、自分のためになっているのか?「歯のケアをしているつもりになっていないか?」ということです。ホテルには歯ブラシが置いてあるという日本人の8割は歯周病という厚生省の脅威のデータもあります。どれほど高いお金を掛けて治療したとしても、口腔内が不潔、歯周病(ばい菌だらけ)であれば、それはすぐにダメになります。歯科医療の基盤は「口腔の清潔さを取り戻す」ことにあるのです。あなたは上の奥歯の裏を見たことがありますか?見えないところのケアを行えていると思いますか?ということです。
そして、噛み合わせと顎関節、咀嚼筋、力の問題が出てきます。顎関節というのは特殊で、肘などの蝶番運動だけでなく、前に動かしたり可動域が広く、ある程度は許容する。多少顎と噛み合わせがズレても筋が補い、しっかり噛める。(生理的に無意識に起こる反応、反射)しかし、それが永遠と続くとどうなるでしょうか??整形外科的組織に起こる病理的原因は「過負荷と力学的ストレス」です。外側翼突筋を始めとする咀嚼筋は休めなく、いつでも引っ張って疲労を起こし、問題が出てきます。それは、口腔周囲から、首、肩、頭の方まで影響が出る場合があります。顎関節専門の整形外科医として考える必要があるということです。噛み合わせを考えるときに顎関節は切り離せなく、ただの、咬合接触だけでなく、それがどう活動するのか。予知性を持って咬合をつくる必要があります。
今回の実習では、咬合器装着から、顎のズレを模型上で早期接触している歯を削ることによって調整することをしました。
8/7塩尻松歯大 綾の会
金子創先生の方からインプラント周囲炎についてと、松本市開業汲田先生の方から支台築造について記事紹介と症例の提示がありました。これからも予知性の高い治療が出来るように、学びを続けようと思います。
8/10 綾の会納涼会 松本市
金子歯科勤務の創先生、福田先生と多くを話す機会があり、2人とも僕の5才上であり先輩としてのアドバイスをして頂き、盛り上がりました。(2人共、歯科衛生士本8月に指導歯科医師としても載っており、参考になりました。)歯科医師として、何を優先するか、将来どうしたいのか、ということを改めて考えさせられました。セルフカウンセリングのきっかけになりました。
8/10 技工士小口さん退職
小口さん、研修時代から本当にお世話になりました。朝早くから、夜遅くまで、ご家族のお世話もありながら、本当に大変だったと思います。色んなスタッフからも話しやすく、無理なお願いも聞き入れてくれて、診療が成り立っていたと思います。本当にありがとうございました。小口さんと協力して、患者さんの口の中に技巧物が入り、機能している。それは、只の作り物ではなく、その人の義足や義手のように完全にその人の一部になっている。やはり、小口さんの人柄、テニスや焼き肉など、診療外でも仲良くして頂き、その小口さんが造ってくれた技巧物だからこそ思い入れがあるんじゃないかと振り返り思いました。技工士と歯科医師の関係は、本当に大事なパートナーなんです。10年間お楽しみでした!!
最後までお読み頂きありがとうございました。