みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
デンタルマネージャー
塩原由理です。
ゴールデンウイークが始まりましたね。皆さんどうお過ごしですか?
さて、今回はお子さんのむし歯治療についてお伝えします。
乳歯は生え変わるのだからと、治療に対して安易なイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、乳歯には「次に生えてくる永久歯を正しく誘導する」という大切な役割があります。
また、歯の硬さや神経の大きさなど、子供の歯は、大人の歯とはずいぶん違います。
★子供の歯と大人の歯の違い
・歯が柔らかく、むし歯の進行が早い
・歯医者さん恐怖症になりやすい
・唾液が多いので治療が難しい
・神経が大きいので神経の炎症をおこしやすい
・大人の歯との入れ替わりで変化が多様
・本当の痛みの程度や場所がわかりにくい
以上の理由から、当院では、歯科の治療以外のリスクも考えた上で、できるだけ最小限の治療に抑えられるよう考えています。
小さい頃からかかりつけの歯医者さんに通っていると、初期の治療は全く痛くありませんので、
『歯医者=痛い・怖いところ』ではなく、
『歯医者=歯をきれいにしてくれるところ』になります。
治療を受けるお子さんの心の準備ができていない状態で、治療を無理にすると、歯科治療に対して恐怖・不信感につながり、むし歯等の症状が軽度な時に来院できず、結果的にお口の中が良い状態に保てないことがありますので、注意が必要です。
お忙しい中、お子様を何度も連れて来院されるのはとても大変だと思いますが、子供の歯の治療は「歯科医院への恐怖を取り除く期間」「口の中のお掃除するのはすっきりして気持ち良い」と思ってもらうこと、そして「信頼してもらう期間」が必要です。
また大人の治療とは違って、治療が予定通り進まないこと、回数がかかってしまうこと、本来やらなければいけない治療ができず、ご説明したうえで経過観察とさせていただくこともありますことを、ご了承ください。
むし歯の治療でなくても、どうしたらよいかわからない場合なども、来院してご相談ください。お待ちしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。