鴨居歯科かもしか通信

かもしか通信は長野県塩尻市にある
『鴨居歯科医院』・『鴨居歯科インプラント審美サロン』のスタッフブログです。
このブログでは、院長のコラムや、スタッフがリレーでつづる日記などをお届けします。

かもしか通信

みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医院、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の鴨居愛子です。

鼻うがい、という言葉を聞いたことはありますか?

私は、身体の調子が悪いな、と感じたときは、すぐにこの鼻うがいをします。

私の場合ですが、体温と同じ温かさにした250mlの白湯に小さじ1/2程度の食塩をいれ、生理食塩水をつくり、それを鼻に流し込み、口から出します。

初めて聞いた方には、

「え?口から出すの?汚くない?」とか、

「鼻がツーンとしそう・・・」
と、言われるのですが
(私も中学生の時に内科の先生から勧められたときは同じ気持ちでした)、
実際にやってコツをつかんでくると、爽快です。

風邪もひきにくくなり、ひいたとしても 
①鼻うがいを朝晩する、
②寝る時は首にタオルを巻いて寝る、
この2つを忘れずにした時は、風邪が悪化することはなくなりました。



日本人の研究者が、
脳梗塞で亡くなった患者さんの血栓を調べたところ、歯周病の菌が出てきたことから、口の中の菌が血流にのって全身をめぐっていることが注目され、

最近、口の中の細菌と全身疾患には関係があると、よく報道されたり、雑誌や本で取り上げられています。

実は、1911年に英国の医師が「ランセット」という権威ある医学雑誌に
「病気にかかった歯は、そこから排出される細菌によって遠く離れた部位に二次的に病変を生じさせる。」
という説をすでに唱えていたそうです。

また、1916年には米国の医師も
「むし歯や扁桃炎があると、全身の色々な所に病気を引き起こす可能性がある」
という説を提唱しました。

つまり、全身の病巣感染の対策には、
お口を清潔にすることと、
扁桃腺炎予防(鼻うがい)
この2つが重要だということですね。

当時は、まだ免疫のメカニズムなどが今よりわかっていなかったので、全身の病気の治療のために、原因菌がいるむし歯の歯を全部抜いてしまうという治療法があったそうです。

今は、歯を抜かなくても、色々な治療法があるので、良い時代になりましたね。

当院でも、去年から「お口の悪玉菌を殺菌し、善玉菌を増やすプログラム」が始まりました。

(このプログラムの凄いところは、お口の良い菌も悪い菌も全部消毒薬で殺菌するのではなく、悪玉菌だけ殺菌できることです)

健康志向の高い方や、健康でお悩みの方にも、おすすめのプログラムです。


全身の健康維持、増進、未病のために、
①鼻うがい
②首を冷やさないようにして寝る
③お口の環境を整える(歯科健診、むし歯・歯の神経の治療、歯周病の治療、日々のセルフケア、歯科医院でのメインテナンス、歯科ドックなど)

この3つをおすすめします。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。





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