みなさん、こんにちは!
鴨居歯科、インプラントセンター
歯科医師の大瀧真太郎です。
先日東京でCAMBRA(caries management by risk assessment)講演会が行われたため、参加をして話を聞いてきました!
これは直訳すると「リスク評価に基づくう蝕管理」となり、カリフォルニア大学サンフランシスコ校のDr.John Featherstoneらを中心として提唱された、アメリカから起こったむし歯管理の方法です。
今回の講師はオレゴン州開業のDr.V.Kim.Kutschでしたが、このCAMBRAシステムをどう臨床に生かせるかの話をしてくださいました。
「むし歯というのは、口腔内のpHが酸性に傾くことで歯が溶けることだ」とシンプルに考えることから始まり、Genetics(遺伝)、Bacteria(細菌)、Diet(食生活)、Saliva(唾液)、pHなどのむし歯のリスクとしてあげられる項目についての解説もしてくださいました。
アメリカのデータを基に構築されたシステムのため、これをそのまま日本で使うことで効果があるのかはまだわからないところはありますが、むし歯はシンプルな疾患で、そしてほとんどの場合予防することができる、というのが自分が受け取った大きなメッセージでした。
今回の内容を基に、患者さんにも正しい予防の知識を啓蒙していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。