みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の大瀧真太郎です
最近では歯周病と全身疾患の関連が様々な研究からわかってきています。糖尿病や心疾患、早産との関連などが特に指摘されていますが、その他にも新しい研究論文が発表されたとのニュースを知りましたので紹介させていただきます。
「米国・英国において多くの高齢者が歯周病に罹患している。2009年に行われた調査によると、55歳以上の約80%が歯周病に罹患しており、65歳以上の約40%は残存歯数が21本以下であり、そのうちの半数が歯を失う前に歯周病に罹患していたとされている。
社会的に歯周病が問題視される中、英国のサウサンプトン大学とキングス・カレッジ・ロンドンが2016年3月10日に発表した研究成果により、歯周病と初期のアルツハイマー病における認知症の進行に関連性があることが示された。軽度から中等度のアルツハイマー病の患者52人を対象とした研究において、歯周病に罹患している患者群はしていない患者群と比較して半年間で6倍の認知障害の進行が見られたとされる。
この研究では、歯周病に対する抗体の増加が生体内での炎症性分子の増加につながり、その炎症性分子の増加が認知症の進行と関連を持つ可能性が示された。と結論づけられている。」
出典: https://www.sciencedaily.com/releases
/2016/03/160310141330.htm
歯周病と認知症の関連性に関しての論文でした。
今後も多くの情報が出てくると思いますが、しっかり正しい情報を患者さんに伝えていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。