みなさん、こんにちは!
鴨居歯科、インプラントセンター
歯科医師の青柳恵子です。
清々しい五月晴れが快い季節となりましたが、皆様いかがお過ごしですか。
今日は日本人の食生活や栄養についての現状をお伝えしたいと思います。
健康寿命を延ばすために食事と栄養は大切な要素になりますね!(^^)!
しかし、「健康のために食事や栄養に気を配っている」という人は6割を超えるものの、今の日本人のエネルギー摂取量は終戦直後を下回る低栄養状態にあります。
政府は、健康・医療戦略として「健康寿命を2020年までに1歳以上延伸する」目標を揚げています。
日本人の食事は欧米の食事に近づくことで、植物性食品に偏っていた栄養バランスが整い、動物性たんぱく質の比率が50%を超えた1980年代に初めて平均寿命世界一となりました。
その後は食の変化は一段落し、低エネルギー、低たんぱく質、さらには動物性たんぱく質不足の「低栄養化」が進みました。
最近のエネルギー摂取量は終戦直後の1903キロカロリーを下回り、1800キロカロリー台の状態が続いています。
私も「高齢者が増えたから・・・」と思いましたが、そうではないようです。「国民健康・栄養調査」に年齢別のデータが示されるようになった1995年と2012年を比較すると、全年齢では8%の減少率ですが、70歳以上だけが約1%増えています。
つまり、低栄養化の原因は若年層や中年層にあるのです。特に1~6歳の減少率が約13%と著しいのは、この年代の食が母親に依存しており、母親の低栄養が影響しているためと考えられます。
低栄養は免疫力の低下を招き、感染症を引き起こします。
日本人のエネルギー摂取量は少なすぎます。四半世紀前のレベル、2000キロカロリー強がちょうどよいというのが理想の考えとされています。
それには全体的に食べる量を増やすことが必要です。
歯にお悩みがありお食事が不自由な方はご連絡下さい。
最後までお読みいただきまして有難うございます。