みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
デンタルマネージャー熊谷綾乃です。
そろそろ、1年も半年が過ぎ、2014年も残すところあと半年になりました。悔いのないように日々過ごしていきましょうね(^^)
さて、前回のブログでは江戸時代の歯科をお伝えしましたが、今回は「お歯黒」について調べてみました。
よく子供の頃、海苔が歯についていたりすると「お歯黒~」と笑ったりしたことがありましたが、どんな意味があったのでしょうか?
中国の書『魏志倭人伝』に、「東方に黒歯国あり」と書かれていたように、日本では古くから歯を黒く染める風習がありました。
平安時代には、公家や上流階級の男子は13歳の元服、また女子は13歳、18歳の眉抜きやかねはじめなど、成人の儀式として歯を黒く染めて(かねつけともいう)いました。
江戸時代になると、庶民の女子も既婚のあかしとして結婚と同時に歯を黒く染めました。
黒は、他の色に染まらないため、「二夫にまみえず」という貞節の意味があったそうです。
開国した明治政府は、外国人より“お歯黒は女性差別”と非難され、明治元年、3年、6年に大政官布告で、皇族、華族の「眉剃りとお歯黒の禁止令」を出しました。
それ以後、庶民の間でもお歯黒の風習は徐々にすたれていったそうです。
こんな意味があったんですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。