みなさん、こんにちは!
鴨居歯科、インプラントセンター
歯科医師の青柳恵子です。
新緑の青葉が繁れ清々しい五月晴れが快い季節となりましたが、皆様お変わりございませんか。
今日は鼻づまりについてですが、原因が「歯」にある場合は「歯性上顎洞炎」といい、患者数は数十万人と推定されています。
通常の副鼻腔炎(蓄膿症)であれば、左右両側に膿が溜まりますが、歯性上顎洞炎は片側だけに溜まることが特徴です。
上の歯の根元と副鼻腔の間にある骨(歯槽骨)の厚さはわずか数mmで、堅いものを噛めば鍛えられて、厚くなっていきます。
ところが、現代人は堅いものを噛む習慣が減っているため薄くなりがちで、歯の根元が副鼻腔に突き出しやすいのです。
突き出ているだけなら問題はありませんが、この歯がむし歯や歯周病になり、菌が副鼻腔に入り込むと、炎症を引き起こす原因になります。
片側だけの鼻づまりが続き、さらに上顎の奥歯に痛みを感じる場合は、病院での受診をおすすめします。(参照;NHKためしてガッテン)
最後までお読み頂きまして有難うございます。