みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
インプラント審美サロン
歯科医師の千葉順子です。
寒い日が続きますね。
インフルエンザが流行っているようなので、うがい手洗いをしっかりしましょう。
今回は、口元の筋力が美人力アップに繋がるお話をします。
少し突き出した上唇、キュッと上がった口角、うっすら歯がのぞく半開きの口元。可愛らしさをアピールする女性アイドルの「アヒル口」が人気ですが、一般の若い世代にも、いつも口が半開きの人が増えていると言われています。
気になるのは、笑っていないときも口が少し開いていること。「ポカン口」とも言われ、最近の子供たちにも多く見られます。
その、原因の一つと考えるのが、若者に多い食習慣。「柔らかい食べ物を好むために咀嚼力が鍛えられず、閉じた唇をキープする口輪筋が弱まっているのでは?」ということです。
笑った時にパッと白い歯が見えるのは理想の美人像ですが、「いつも口が開いた状態」は、まったく望ましいことではありません。
開いた口は口呼吸になりやすく、口の中が乾いて細菌が増えやすくなります。むし歯や歯周病をはじめ、全身に関わる病気のウイルスにも感染しやすくなるのです。
特に女性の切実なのは、口元の筋肉が弱まることですぐ顔全体の表情筋もたるむこと。頬や目のまわりの筋肉も下へと引っ張られ、ほうれい線や二重あごの原因にもなります。
逆に言うと、噛む力をつければ口輪筋、表情筋が引き締まり、たるみやシワを防ぐことにつながります。
また、若者に多い不明瞭な発音や、語尾がだらしない話し方も、おそらく口元の筋力低下と関係があるだろうと言われています。
きちんとしたコミュニケーションも、美しさの条件。あらゆる面で口元の筋力は重要なのです。
口を閉じるか、開くか。ささいなことに思えますが、長年続けていれば、健康にも美しさにも大きな差が出てきます。
普段からしっかり口を閉じる習慣をつけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。