みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医院、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の千葉順子です。
梅雨があけ、夏の日差しになってきました。
熱中症には気をつけてください。
さて、今回は高齢者にとっての美味しさについて一部紹介したいと思います。
人は食物を噛むことで、そこから様々な味を抽出することができます。そして、噛むことで唾液がでて、味を抽出したり柔らかくしたりできます。
さらに、噛みながら舌の上に食物を保持することで、味を感じることもできるのです。
口に保持する時間がなく、すぐゴックンと飲み込んでみてください。味がわからないでしょう?
そして、モグモグと舌を動かすことで、食物はのどの奥に運ばれ、飲み込むことができるのです。
高齢者になると、噛む力が衰え、唾液の分泌が減り、舌にある味を感じる「味雷(みらい)」が少なくなっていきます。
そのために、口に食べ物を保持する時間が減ったり、舌のセンサーにある味を感知する能力が衰えたり、飲み込む力が落ちていったりするのです。
なので、高齢者の方は舌に食べ物を保持しないと、味がなかなか感じにくいことがあるので、ゆっくりお食事してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。