みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の千葉順子です。
梅雨入りしているのですが、雨が降りませんね。
恵の雨が梅雨時に降って欲しいと思う今日このごろです。
今回は”噛む”について調べてみました。
食べ物をよく噛んで味わうことを咀嚼(そしゃく)といいますが、この作業は私たちが生きていくうえでとても大切です。
健康な歯で食べ物をしっかり噛むことは、全身の健康維持に大きな効果があります。
「よく噛んで食べる」健康効果を見直してみましょう
。
まず、咀嚼が身体に及ぼすよい影響について調べてみました。
①食べ物の消化・吸収によい
消化酵素のアミラーゼを含む唾液の分泌を促し、胃腸での食べ物の消化吸収を促進する。また、よく噛まないと、消化器官に余分な負担がかかり、消化不良を起こすこともある。
②むし歯・歯周病予防
唾液の分泌がよくなり、唾液に含まれる免疫物質が細菌を減少させるため、口腔内の清潔が保たれ、むし歯や歯周病の予防につながる。
③がんや老化を予防する
唾液に含まれるペルオキシターゼというたんぱく質には、発がん性物質の発がん作用を抑える働きがある。また、ペルオキシターゼには、老化現象など、身体に悪影響を与える活性酸素を抑制する働きもあるので、よく噛むことは老化防止にもなる。
④脳を刺激、活性化する
おいしい・まずい、固い・軟らかい、熱い・冷たいなどと感じたり、噛むという作業により、頭部の骨や筋肉が動き、血液の循環がよくなることで脳神経が刺激され、脳の働きが活発になる。
⑤ストレス解消と肥満防止
早食いをせず、ゆったりと時間をかけて楽しく食事をするということは、緊張をほぐし精神を安定させ、ストレス解消にもなる。また、食事に時間をかけることにより、満腹感が得られ、食べ過ぎによる肥満防止の効果もある。
⑥強いあごをつくる
固い物をよく噛んで食べると、上下のあごの骨や顔の筋肉が発達し、丈夫なあごをつくる。あごが充分に発達していないと歯並びが悪くなり、運動能力が低下するなど、いろいろと健康を害する問題が生じる。
このように咀嚼にはいろいろな効果があります。
皆さんも噛む工夫をしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科衛生士の中野千穂です。
最近口の中が乾く、ネバネバするという方はいませんか?
もしかしたら、ドライマウスかもしれません。
ドライマウスは口腔乾燥症と呼びます。これは唾液が出ず、口が渇く現代病で、潜在患者はわが国では800万人といわれており、更年期の女性に多くみられます。
口が乾くと口の中が粘るような不快感があり、慢性化すると、舌の表面がひび割れ、舌や口の中の粘膜が傷ついて常に痛みを伴うようになり、発音しにくい、喋りづらい、食べものが飲み込みにくい、味が感じにくいなどのさまざまな支障が生じます。
神経質になっている時、疲れた時、ストレスがある時などになります。
残念ながら治療法が確立されていないようです。しかし、セルフケアで軽減できます。
(1)よく噛んで食べる
口の中が痛いためにおかゆなどの噛まない食べものは、唾液の分泌量がますます減ってしまうので NG。だ液腺を刺激し活性化させるために、しっかり噛んで食べることが大切。ガムはだ液の分泌量を増やします。
(2)規則正しい生活
食事や睡眠が不規則になると自律神経のバランスが崩れ、唾液の分泌にも影響します。暗いときより明るいとき、寝ているときより起きているときの方が唾液の分泌量が増えるので、だらだら横になって過ごすよりパッと起きてアクティブな生活を心がけてください。
(3)唾液腺の機能を高めるストレッチ
上下の歯茎の裏側や左右の頬の内側に舌先をあてて動かす舌のストレッチや、口を大きく動かして 「ア」 「イ」 「ウ」 「エ」 「オ」 とはっきり発音する口唇ストレッチを毎日、リラックスしながら行ってみましょう。
日常生活でも軽減できる方法があるんですね。
もしかしたらドライマウスかも・・・と思った方はぜひ行ってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。