みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の大瀧真太郎です!
選挙戦も熱を帯びてきた中、それと反比例するように気温はグンと下がりましたね。冬も本番といったところでしょうか。
さて、最近半年ぶりに定期健診で来られた患者さんが小さなむし歯になって治療が必要な状態となりました。
その事をお話しすると、
「歯科医院に定期健診に行くようになってから、かなり歯磨きは意識して頑張っていたつもりなんですが、磨き方が足りなかったということでしょうか?」と尋ねられました。
歯磨きをせずにむし歯になってしまったならまだわかりますが、頑張っていたのにむし歯と言われたらどうしていいかわからなくなってしまいますよね。
ここではちょっとしたヒントになるように、「歯磨きを頑張っている人」がむし歯になるパターンを解説させていただきたいと思います。
①磨いたつもりだが実は磨けていない所がある
これは意外に多いパターンですが、歯ブラシはしているけどフロスはしていません、という方は歯と歯の間に新しいむし歯ができることがあります。他にもむし歯のできやすい部位というのは決まっています。歯科医院での健診の際に正しく磨けているか確認もしていきましょう。
②磨けているが、それ以上に間食やむし歯になりやすい食生活になっている場合
どんなに磨けていても、それ以上に歯が汚れた状態が長ければやはりむし歯になってしまいます。お子さんの仕上げ磨きはきっちりやっているけどいつもむし歯が見つかる、といった場合、この間食が原因の場合が多いです。決められた時間におやつをとるようにしましょう。また、スポーツ飲料や飴などを頻繁に摂取することも要注意です。
③以前治療した部位が二次的にむし歯になる場合
以前治療した所がまたむし歯になる、というのは決して珍しいことではありません。これには様々な要因が挙げられますが、常に唾液や食物にさらされ、咬み合う歯によって時には何十キロといった力が加わる口の中では、歯科の金属や接着剤となるセメントなども長期に維持することは大変難しいということも一因です。さらには治療の精度によってもこの二次的なむし歯のなりやすさに影響が出てきます。鴨居歯科医院でも20年持つ治療を目標に、精度を追求した治療を行っていますが、それでもやはり一度治療した部分に問題が生じることはあり得ます。そしてこれは歯ブラシが届かない場所で起こることもあるのです。
ただ、ほとんどの場合意識と正しい歯磨きによってむし歯は防ぐことができます。歯科医院での定期健診では歯磨きなど基本的なことを確認することも多いですが、それはそれだけ重要なことだからなんですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。