みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医院、
鴨居歯科医院・鴨居インプラント審美サロン
事務の三原 智郎です。
今日、夏休みが終わって明日から学校という小学生が来院されました。
愛知県では8月31日までが夏休みという感覚なのでまだ慣れませんが、愛知県に比べて涼しい長野県にはこれくらいの夏休みいいと思います。
さて長野県は他の他府県と比べて気温が違うのは、標高が違うからということはみなさんご存知でしょうか?
では「標高の高い所が涼しい理由。」を皆さん説明できますか?
先日その質問をされて、しっかりと答えられなかったので、悔しくて調べました。
ひとつは、空気自体が光によって温まらないからです。
太陽の光は厚い空気の層を通り抜けて地面まで来て地面を暖めます。
その暖まった地面から熱をもらってはじめて空気が暖まるということです。
つまり空気は地面の熱で暖まるので、地面に近い低いほうが暖かいということです。
もう一つは、気圧が関係しています。
気圧というのは空気の圧力で、標高が低いければ上に乗っている空気の量が多いので圧力が高く、標高が高ければ圧力は低くなります。
空気は小さな粒(分子)で出来ていて、この分子が飛び回っています。
そしてこの分子同士が勢いよくぶつかると熱が発生します。
気圧が高ければ、空間内に多くの分子が存在し、気圧が低ければ空間内に分子が少なくぶつかる頻度が減ります。
つまり気圧が低くなれば分子同士がぶつかる回数が減り、熱を生まなくなるという事です。
そして暖まった空気はふくらんで軽くなります、軽くなった空気は当然上の方に動いていきます。
上のほうに行けば行くほど空気がうすくなるので、あがってきた空気はさらにふくらみます。
ふくらめばふくらむほど、分子同士のぶつかる回数が減り、空気の温度が下がって行ってしまうのです。
これは暖まって上に行くときだけでなく、風が山の地面にそって吹いて上がっていくときも、同じように空気がうすくふくらみ、温度が下がります。
山で雪や雨が降りやすいのも、これが原因のときもあります。
以上のことを簡単にまとめると以下のようになります。
・空気はもともと地面から熱をもらって暖まるので下の方が暖かく上のは涼しい。
・暖まった空気が上の方に上がるとふくらみ温度が下がるので上の方が涼しい。
100m標高が上がるごとに0.55~0.6℃気温が下がるとされています。
標高700mにある鴨居歯科医院は、海抜0mにある所に比べて、4℃近く低いという事です。
まだまだ暑い日が続くことが予想されますが、熱中症対策は十分取り、体調管理には最新の注意を払ってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。