みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロンの
歯科医師の花岡 泉です!
先週夏休みをいただきまて、町内の伝統行事ぼんぼん・青山様に参加したり、実家に帰省し親孝行させていただきました。ありがとうございました。
こちらに移り住んでから、ぼんぼん・青山様を知りました。今年は子ども会の役員のため、準備が大変でした。
ぼんぼんと青山様は、ともに江戸時代末期頃から城下町の親町三町である本町・中町・東町を中心に始まったといわれます。行事をおこなう範囲は次第に広がり、現在では周縁部の新興住宅地でもぼんぼんや青山様をおこなっているところがあります。
ぼんぼんは、紙で作った花を頭に飾り、浴衣にほうずき提灯をさげ、ポックリ下駄をはいて「ぼんぼんとても今日明日ばかり、あさっては山のしおれ草」と町内をうたい歩く、8月上旬の女の子の行事です。かつては現在のように列を組まず、「盆を組む」などといって女の子が互いに肩に手をかけて町のなかを練り歩いたといいます。歌は哀調を帯びたメロディで、先祖の霊をしずめる行事ともいわれています。
青山様は「青山神社」という小さな幟(のぼり)を立てた神輿をかつぎ、「青山様だい、わっしょいこらしょ」などと掛け声をかけながら町内の各家をまわる行事で、おこなう時期はぼんぼんとほぼ同じというところが多いです。賽銭を集める町内も多くあり、神輿をかつぐ者、神輿を休める台を持つ者、賽銭箱を持つ者など、学年によって役割を決めている場合があります。神輿には先祖の霊を迎えるものといわれる青杉が盛られます。
この二つの行事とも町会によって違いがありますが、かつてはおおよそ8月上旬からお盆頃にかけておこなわれました。ぼんぼんは、女の子にとっては浴衣を着てポックリ下駄をはくことが何よりも楽しみであったといいます。青山様は、男の子にとって夜遅くまで遊ぶことが許された行事で、賽銭を強要したり、他の町内と神輿をぶつけて喧嘩をすることもたびたびあったといいます。市街地に暮らす子どもたちにとって、これらの行事は夏の大きな楽しみでした。
最近は、少子化、核家族化、共働き家庭が増えて、地区の行事もすたれつつあります。役員の負担も大きく、私の地区も例外ではありません。地区によっては、日程を短縮したり、行事内容を縮小したりしています。私は職場の上司や同僚の御理解、御協力により、今回も参加し役員としても役職を果たせました。本当にありがとうございました。何事もそうですが、止めてしまう事は簡単です。一度止めてしまうと、再開することは難しいです。伝統的な地区行事も永く続いていくことを願います。成長して保護者の立場になったなら、子供のころに参加して楽しかった気持ちを忘れずに、思い起こしていただきたいです。
終わってみると、へとへとで大変でしたが、地区の方々と交流が深まり、子供達や年輩者の方々の笑顔に接する事が出来て、良かったです。
ありがとうございました。