みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。
信州塩尻の地も少しずつ桜のつぼみが膨らみ、今週末には花が見ごろになるのではないかと期待しています。
近くの公園でも、今週の土曜日・日曜日にライトアップするとの知らせが入っていました。
新人の皆さんの社会人としての心構えもまだまた固い蕾状態で一生懸命花を開こうと努力している姿が熱く伝わって来ます。
昨日の日曜日は夕方お茶の稽古に行ってきました。
青山俊董先生が生けた美事な花が床の間に飾ってあり、前日土曜日にNHKのTV番組「心の時代」の収録が別の部屋で行われ、そこで用いられた花を移して来られたとの事でした。
放映は5月6日(日)の朝5時からと5月12日(土)の午後11時からされるとの事で、その時のものと花の変化も見ながら視て下さいといわれました。その日を楽しみにしています。
お話の中で「古」という字の意味について解説されました。
「古」を分解すると「十」と「口」の合わさった字である。昔は口伝と言って口から口へと伝えることが多く、次々に語り継いだのが十代経ったものを「古」と言います。だから400年以上人々にとって“伝えられてきた事をいう”ので大事にすべき事柄を示しています。
「古典」というのは昔書かれた書物であり、永く読み続けられてきたもので、価値評価の高い事を言い表します。
「稽古」の「稽」は“とどまる・かんがえる”の意味もあり「稽古」とは“古の道を考える。昔の物事を考え調べる。学んだことを練習する”という深い意味があると教えて頂きました。
今月迄は“炉”で稽古が行われていますが、来月からは“風炉”となりまた違った趣きで稽古がなされます。
「稽古とは一より習い十を知り十からかへるもとのその一」
と利休百首にあるように、一から順に追って十まで進んで再び初めの一に戻ってみると違った見方ができます。
常に新人と思い初心に戻って稽古を通じて古人の教えを理解するよう励んでいきます。
そこにはいつも新しい発見と学びがあります。常に精進するのみだと教えられます。
いつも「和顔愛語」でご指導して下さる俊董先生に感謝しています。
ありがとうございます。