みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の牟田 哲です
今日、明日は全国で第104回歯科医師国家試験が行われています。
当然ではありますが、僕たち歯科医師は国が行う国家試験に合格し歯科医師免許を取得しないと歯科医師になる事はできません。
今回はこの国家試験について少しお話ししたいと思います。
僕たちの国家試験は2日間にわたり計365問全てマークシート形式で行われます。
6年間勉強してきたことをたった2日間全てマークシートに託すのです。
近年、歯科医師国家試験の合格率は下降する一方で昨年は全国平均69.5%だったそうです。
対する医師国家試験合格率は89.2%なのでそれに比べるとずいぶん低い数字ですね。
そんな国家試験、僕たちが受けた年の第一問目は次のような問題でした。
問、pHがエナメル質の臨界pHよりも高いものはどれか
a黒酢
b緑茶
cコーラ
d白ワイン
eオレンジジュース
この問題を見た時会場中に???が飛び交いました。
きっと飛び交いました。
問題を一般の方に分かるようにかみくだくと、
飲んでも歯が溶けない物はどれですか?
一番歯に良さそうな飲み物はどれですか?
という内容で、答えはbの緑茶となります
ただ、日常では考えられない異常な緊張感の中で、
冊子を開くとこの問題が一問目でだされると、
受験生は十分に混乱しました。
僕の周りにも、コーラやワインを選ぶ友達が結構いて
この問題は試験後も話題を呼んだ一問でした。
まさか、国家試験の選択肢にワインやジュースが並ぶとは思ってなかったのです。
僕はこの一問に、大げさですが国の、厚生労働省の、本気を感じたのでした。
今年の国家試験でも様々な問題が出され話題を呼ぶことでしょう。
僕の親友も受験しています。
「自分を信じて最後まで、頑張れ!!!」
と心の中で言い続けています。
最後までお読み頂きありがとうございました。