鴨居歯科かもしか通信

かもしか通信は長野県塩尻市にある
『鴨居歯科医院』・『鴨居歯科インプラント審美サロン』のスタッフブログです。
このブログでは、院長のコラムや、スタッフがリレーでつづる日記などをお届けします。

かもしか通信

2010/01/18

初釜

みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。


青く澄みきった空は、厳寒の時に冴え、東に高ボッチ、西に北アルプスの冠雪した山々が鮮やかに目に飛び込んできます。


1月17日は朝から快晴となり、東窓から絵になる風景を見ながら、無量寺で催される初釜に行きました。


10時からの開催でしたが、少し遅れ15分前に着くと、ほとんどの人が集まっており、女性の大半は着物姿、男性も袴姿で参加しておりました。
今回は、洋服で臨んだのですが、最初から午前の部、松籟軒のお薄席の亭主役に名が載っており慌てました。
急いでその場に行くと、すでに準備はなされており、少し緊張はしていましたが、無事役目を果たし、半東役もやれて、幸先の良い門出となりました。


お昼は本堂に準備され、例年の如く70名近くの人が集まり、青山俊董老師の新年挨拶がありました。
1月15日の誕生日をもって喜寿を迎えられ、さらに昨年は曹洞宗としては初めての尼僧として大教師就任という栄を受けられたことを報告されました。
大教師でなければね被着できないといわれる赤紫恩衣を披露され参加者全員から祝福され見事な法衣に感動しました。


更に昨年度の皆勤賞、精勤賞、努力賞の名前が呼ばれ、今年の景品として先生自ら「春在枝頭己十分」と書かれた壽恵廣扇子と茶筅通しをプレゼントされました。
弟子の80%がこの賞に該当するというすごい茶道部だと思います。私自身も精勤賞を頂き、嬉しく、良く努力したと感激を味わいました。


当番となった松本地区の皆さんが準備されたご飯、汁、正月料理を腹一杯に頂き、午後は俊董先生が点てられたお濃茶を後半に席入りした34名が不審庵にて、先生のお話、生菓子を楽しみながら頂きました。


お席は一年に一度の設定で、国宝級の道具を用いての振る舞いに、至福感も味わいました。
俊董先生の本当に元気なお姿に接し、美味しいお茶を飲んで、今年一年分の英気を頂いた感じがします。


今年度の鴨居歯科医院のモット-としている「一期一会」茶道精神、作法を取り入れて、更なる患者さんに対するおもてなしを実践していきたいと思います。
日本文化の中て、茶道は最高の応対作法なので良い点を学び深めて還元したいと思っています。


一日楽しい意義ある時間を喧噪の世界から幽玄世界に身を浸し、リフレッシュできました。
設営して下さいました青山俊董老師、六波羅大仙住職に深く感謝し、茶道部のメンバ-に御礼を申し上げます。ありがとうございました。

2010/01/18

とら年

みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市
鴨居歯科医院・鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の片原 治です。

いつもスタッフ日記をご覧になって下さる皆さん、ありがとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

今日1月18日は、昨年12月まで4年間鴨居歯科医院で勤務された渡邉先生が、山梨県都留市に「カムカム歯科医院」をご開院されます。ホームページの挨拶文に、「生まれ故郷で社会貢献したいという想いと、大都市でなくてもより良い医療が受けられるのだということを実現したい」とありました。先生は「やる気・本気・気合日本一!」と称していたように、勉強熱心で歯科に対する情熱が十分感じられ、スタッフだけでなく患者さんからも信頼の厚い歯科医師でした。「全身の健康はお口から」をモットーに社会貢献を実現され、地元の皆さんから愛される山梨県下一の歯科医院になることを確信しています。スタッフ一同心からお祝い申し上げ、塩尻から応援しています。

さて、今年は寅年ですが、毎年その年の運勢がそれぞれの干支に例えられることがあります。人間の性格においても干支と全く無関係ということはないと思います。実は、その「寅」の本来の読みは「イン」で、「引」や「伸」と同系の語なのです。『漢書 律暦志』では、春に草木が伸び始める状態を表すと解釈されています。昨日長野県は各地で今季一番の最低気温を記録し、自然界では厳しい寒さが続き春まではまだ遠いですが、様々な分野で養われ培われてきた草木が少しずつ伸び始める年になればよいと思っています。

昨年は世相を表す一字として「新」が選ばれるように、様々な分野で「新しいこと」に期待し希望を抱いた一年でした。今年は何と言っても来月12日からバンクーバー冬季五輪が始まります。前回のトリノ大会ではメダル1個と言うことで、今から今大会への期待が大きくなってきています。昨日のスキージャンプ、スピードスケートの大会の結果でも、各選手五輪への弾みをつけ順調に調整されて来ているのではないかと思います。今活躍されている代表選手が、今大会に向けて練習してきたことを十分発揮し飛躍できる大会になればよいと思います。

そして、6月には南アフリカ共和国で開催されるFIFAサッカーワールドカップがあります。アフリカ大陸で初めて開催されることになり、サッカーの歴史が変わる瞬間です。岡田ジャパンはベスト4を目標としています。予選グループの対戦相手国(オランダ、デンマーク、カメルーン)を含め世界ランクから言っても、技術・戦略の前評判においても日本の評価は低いですが、高い目標に対するチームの方向性が明確であり、監督始め各選手のコメントには『虎視眈々』とした姿勢が見られ今から楽しみにしています。今年もスポーツが感動を呼び、世界を元気付けてくれることでしょう。そして、最高のGIFTを楽しみにしたいと思います。

一方、伸び始めるにはまだ時間を要する草木もあります。日本の政治・経済では今年も先行きに不透明感が漂っています。昔から証券業界では『丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる』という格言があります。丑年で伸び悩んだ株価が翌年の寅年に上昇に転じ、卯年に一気に伸びるという意味です。調べてみると戦後このようになったのは1度だけで、現実は難しいのが大方の予想です。

しかし、世界経済は、2008年の世界的金融恐慌を乗り越え回復に向かっているのは確かだと思います。日本においても、追加の予算が組まれるなど、景気に配慮した政策が採られています。このため、「二番底」と言われている様に景気が大きく下に行くことはないだろうと思いますが、むしろあってはなりません。一方では、自民党時代からの予算に対する見直し、それに、外交問題も揺れています。特に、民主党は自分たちの政権公約である「優しさ」「友愛」を実行しようとするあまり財源が足りなくなっています。このため、『虎は千里を往って、千里を帰ってくる』と言うように、大きくは上にも下にも行き難い状態だと思っています。

最近強気のない鳩山首相はこの一年が正念場と言っています。昨日の世論調査では、鳩山内閣支持率が発足して初めて5割を切ってしまいました。『千里の野に虎を放つ』と言うような状況の中、献金・景気・基地・雇用において乗り越えなければならない課題が山積みですが、『虎穴に入らずんば虎子を得ず』と言うように、リスクを恐れず思い切った政策を採っていかなければ成功、経済成長はあり得ません。むしろ、『虎の尾を踏む』ことがないように『騎虎の勢い』ぐらいが望ましく、一国の主としてのリーダーシップを期待し、国としての方向性、目標を国民にしっかり示し実行させていくべきだと思います。

鴨居歯科医院の今年の目標は、『高い志!一期一会・仁の心』です。各々高い志・目標を抱いたスタッフが集まる中で、昨年得られた経験や学びそして感動からまた一味違う鴨居歯科医院になる予感がします。『虎千里を走り、卯跳ねる』ように、今年も日々研鑽に努めお互いに向上し合いながら、患者さんに信頼され感動されるサービスを目指して、スタッフみんなで取り組んでいきたいと思います。

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