みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。
秋も深まり車窓から見る山々が朝日に照らされて、紅葉が美しく心が癒されます。
10月31日(土)は朝から好天に恵まれ、東京に着くと信州より暖かく汗ばむ位の陽気になっていました。お茶の水の駅に降りると多くの人が小さなリュックを背負って集まっており、都内のウォーキングのイベントが行われようとしていました。
31日(土)・11月1日(日)と東京医科歯科大学同窓会の主催する臨床セミナーに智子先生と共に参加しました。
講師は20数年来の友人と言ってもらえる尊敬する藤本順平先生と御子息の藤本浩平先生親子でした。
テーマは「Longevity 実現の為に」-“2人のスペシャリストを迎えて”-で2日間聴講しました。
31日(土)は浩平先生が主体でアメリカ歯周病学会専門医にふさわしい多くの文献に基づいてペリオのスペシャリストとしてお話をされました。
“歯科医師にとって自分の行った補綴治療の10年後、20年後、30年後どうなるでしょう。30年臨床に携わって長期フォローアップ症例の中から、どのような問題が発生しどう原因を探りどう対応してきたかを示していただきます。”が、セミナーの主旨でした。
浩平先生は「エビデンスより解く抜歯の基準」「再生療法」「サイナスリフト」「インプラント即時埋入」「インプラント即時負荷」等の興味のある話題を2日間に渡って、こと細かく教示して下さいました。
順平先生は豊富な臨床経験とともに「藤本研究会」を永年に渡って主催しています。私も基礎コース・アドバンスコースと受講し、現在の臨床のベースになっており、常にメンターとして多くのことを学んでいます。
智子先生も現在、コースを受講中であり、多くの知識と技術さらに歯科医師としての心構えを学んでいます。
もし順平先生と出会わなかったら今の鴨居歯科医院とは成り得なかった位の影響を受けている恩師なのです。
今回も改めて2日間という短い期間でしたが、改めて自分の臨床を見直す良い機会となりました。
歯科の特徴は補綴にあり、補綴をするには咬合を知ることが重要であることをしっかりと教えられましたが、30年の臨床経過症例を見せていただき、更なる基本の大切さを学習しました。
「現代の咬合論」「アンテルアガイダンスの重要性と臨床法」「中心位とその理論背景」「インプラント上部構造における咬合」「長期フォローアップ症例提示」「Longevity 実現の為の要素」と多岐に渡って藤木節による迫力あるお話を久しぶりに聞き、身の引き締まる思いでした。
いつも紳士で格調高く、常に前向きに多くの文献から学んだことを実践し、歯科医師としてのあり方を教示して下さる先生に出会えて良かったと感謝しています。学んだ事を患者さんに還元していくことが先生に対する恩返しと思って今日から気を引き締めて臨床に取り組みます。
藤本先生親子の講演会を鴨居親子で聴くことができ、大変嬉しい2日間でした。
研修1日目の夕食は孫と長男のお嫁さん、2日目は次男と共にでき、楽しい会話もできました。
充実した講演会と暖かい日に温かい団欒を得た嬉しい2日間に感謝します。ありがとう。