みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市
鴨居歯科医院・鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の片原 治です。
いつも「スタッフ日記」をご覧頂き、ありがとうございます。
紅葉も見頃を迎え、日に日に寒くなって来ました。最近では、市内の小中学校でも新型インフルエンザが流行してきたとの情報もあり、体調管理には気を付けましょう。
さて、プロ野球はクライマックスシリーズに入り、野村監督率いる楽天は、今日第2ステージ初戦で8回まで4点リードしながら惜しくもサヨナラ負けになってしまいましたが、快進撃が続いています。今年で退任する野村監督にとっては4年間の集大成となりますが、組織作りでまず始めることは「意識改革」である、と言います。
心が変われば態度が変わる、
態度が変われば行動が変わる、
行動が変われば習慣が変わる、
習慣が変われば人格が変わる、
人格が変われば運命が変わる、
運命が変われば人生が変わる、
と言うヒンズー教の教えをもとに、野村監督なりに「考え方が変われば行動が変わる」と解釈し、意識が変われば野球に対する取り組み方、プレーも変わると言っています。
プロとして知力・体力・気力は持っていて当然と言われるが、まず考えることの重要性を認識させ、「無形の力を養う」とスローガンに掲げてきました。「無形の力」とは読んで字の如く、「形のない力、目に見えない力」のことです。例えば、技術力が目に見える「有形の力」とすれば、「無形の力」とは「分析」「観察」「洞察」「判断」「記憶」ということになります。
「ID野球」と言うように、野村監督はデータを重要視しています。事前にあらゆるデータを収集し、分析し、相手をよく研究して入念に準備します。そして、これらをもとに、置かれた状況をよく観察して見極め、お互いの心理状態や力量を探り判断し、最適の作戦を選択し決断しています。今年の楽天野球には随所に見られます。戦力的には他のチームよりダウンと言われてきましたが、「無形の力」を駆使すれば、どんな弱者であっても強者に変貌させることは決して不可能ではないということを証明しています。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」と孫子が説くように、何事も事前の準備が大切です。準備とは、言い換えれば「意識付け」です。意識とは、「無意識」と「有意識」に分けられます。言い換えれば、「潜在意識」と「顕在意識」になります。昨日、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組では、脳科学について取り上げられていました。人間の行動は9対1で無意識に左右されているようです。つまり、脳は1割程度しか働いていないようです。「有意識の割合がどれだけ高まったか、どれだけ意識付けを徹底させるか」が結果に直結しているということは、何事にも言えることではないかと思いました。
では、明日の楽天の勝利を期待しましょう!