みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。
送り火を済ませるとすっかり秋の風情となり、今朝は涼しいというより肌寒いという秋風が窓を開けると入ってきました。
外ではこおろぎの声を聴き、赤トンボが青空に飛び交うのをみて、夏の終わりを感じさせられました。
お盆の休みも終わってみれば短い休日でしたが、特別に行事もなく遠出することもなく、ゆっくりと過ごすことができ、英気を養う期間となりました。
時間が取れたらやろうとしていたことは、40%位は消化できたでしょうか。あまり見ないテレビで高校野球の熱戦に引き込まれてしまったりしました。
お盆は仏教の供養行事で、祖先を敬うために仏壇を整え供物で飾り、位牌を前に連日線香を点じ、般若心経を唱えました。
例年お棚経に養福院の尼僧さんが来てくれます。短時間で多くの檀家を訪れるのでしょう。お茶を飲んで頂くこともできずにお布施をお渡ししました。
16日(日)のNHKのど自慢大会のゲストは、布施 明さんでした。
この「布施」は、仏教用語で、金銭を施し与えるというだけではなく、素晴らしい言葉なのです。
「布施」とは、人に喜びを与えるという意味なのです。
お釈迦さまは、人間の心を救うためには六つの行をやりなさいと教えていますが、その一番目が「布施」なのです。人に喜びを与えるということは、最高の行為なのです。
お金を与えるということでなく、誰でもができる「無財の七施」という行為をお釈迦さんは教えています。
1 眼 施 がんせ
慈眼施ともいい、慈しみに満ちた優しいまなざしで、すべてに接することをいいます。温かい心は、自らの 目を通して相手に伝わるのです。
2 和顔施 わげんせ
和顔悦色施ともいいます.いつもなごやかで穏やかな顔つきで人や物に接する行為です。喜びを素直に顔の表情にあらわしましょう。
3 愛語施 あいごせ
言辞施(ごんじせ)の別称もあります。文字通り優しい言葉、思いやりのある態度で言葉を交わす行ないを いいます。
4 身 施 しんせ
捨身施ともいいます。自分の身体で奉仕をすること。
身体で示すことをさし自ら進んで他のために尽くす気
持ちが大切です。
5 心 施 しんせ
心慮施。他のために心をくばり、心底から共に喜び共
に悲しむことができ,他の痛みや苦しみを自らのもの
として感じ取れる心持ち。
6 牀座施 しょうざせ
たとえば自分が疲れていても電車の中で喜んで席を譲 る行為。また競争相手にさえも自分の地位を譲って悔
いなく過ごせることをいいます。
7 房舎施 ぼうしゃせ
風や雨露をしのぐ所を与えること。自分が半身濡れな がらも、相手に雨がかからないように傘を差し掛ける
思いやりの行為など。
このように誰もが意識すればできることばかりですが、実際には実行できていないことが多いと気付かされます。
鴨居歯科医院でも、ただちに実践するよう心がけていきたいことです。
特に喜びを共有できるよう、眼施・和顔施・愛語施は、徹底するよう申し合わせます。
盆休み中も、多くの気付きを頂き、感謝します。ありがとう。