みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロンの前川弓乃です。
2009年8月13日 木曜日 今日から鴨居歯科医院も夏休みに入りました。当院は16日までの休診です。よろしくお願い致します。
天候不順の今夏、さらに先日の地震に驚き、不安を禁じえない日々ですね。
あらためて“自然のなりゆき・・・”を考えます。
“自然のなりゆき・・・”
19年前の今日、1990年8月13日 私の大好きでしかたなかった主人が火葬されました。今日のような大きな夏雲の広がる空の中を、主人の身体は煙になって空高く静かに上がっていきました。幼い息子たちと芝生に座って、じっと空と煙を見つめていたあの時間は忘れる事ができない私の原点です。気がつけばもう19年もの間、たくさんの人に支えられて今日の日があるのだと改めて今思います。今日は迎え盆をしてきました。これから送り盆までの4日間は、私にとって主人との大切なひとときです。
また今年のお盆は、緩和ケアの一助として当院の渡辺正哉先生と共に関わらせていただいたお二人の患者さんの新盆でもあります。『TさんそしてIさんお帰りなさい!』 このおふたりの患者さんは、ターミナルの口腔管理を渡辺先生に委ね、最期まで食べる楽しみを大事にQOLを維持していましたがこの春逝かれました。医療従事者として渡辺先生の緩和ケアには感服でした。しかしそれでも・・・どんなにかTさんもIさんもまだまだこの夏も生きたかったことでしょうね。私はこうして鴨居歯科医院を通して緩和ケアに携わる中で最近になって、失った悲しみよりも、亡くなった方の無念さに心を寄せる自分に“気づき”ました。
『傷ついて→気づいて→築く人間関係』という気づきのプロセス心理を先日の日曜日に学んできましたが、今の私にはとても心に染みます。そして更に「人は傷付けられていることに敏感であるが、傷つけていることには、いたって鈍感である。」ということにも改めて意識しました。決して驕ることなく“自然のなりゆき・・・”と共に、この夏休みの時間、今一度自分にしっかり見なおしをかけたいと思います。今日おだやかな2009年8月13日に心からありがとうです。