みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。
3月下旬になり、春の趣が濃くなってきましたが突然5月から6月の気候になったり2月の厳寒の日に戻ったりしています。昨日、今日も雪がチラチラ降ってきました。
体調管理には気をつけて、明るく元気にイキイキと日々を過ごすよう心がけています。
3月26日(木)恒例の木曜会が午後7時30分から松本歯科医師会館の研修室で開催されました。
今回は、岩原先生による「矯正医は何を治すべきなのか」というテ-マで講演されました。
岩原先生は、真面目で少し控え性格のところもありますが、お話を聞くごとに自信に満ちた言葉でハキハキと応答され、しっかりと本質をついた内容を示されます。
「矯正治療に後戻りはつきものです、後戻りすると判っていて自分子どものわずかな叢生を矯正すると思うでしょうか。できることなら自分の子供にしたいことを患者さんにしたくありませんか」といった歯科医の原点に戻ってあるべき姿を語りました。
多くの海外、国内の先生の研修会に出席し、多彩なスキルをマスタ-し、基本的には歯を抜かずに矯正する方法を取り入れた多くの症例を示されました。
矯正装置も先生自身が工夫を加えて作られているということで、矯正専門ではない私にとっては驚くことばかりでした。
‘歯を動かし治すのは筋肉であって、矯正とは筋肉の動きを治すこと、筋肉の動きで骨が変わる’
‘矯正は後戻りするから、後戻りすることを言っておかなければならない。しかし、お金を頂く以上は戻ってはいけないような矯正をすることが大切’等々いろいろ考えさせられることを話されました。
最近はインプラントについても興味をもって取り組んでいるとの事です。
今後ますます成熟した歯科医療を患者さんの為に施していくでしょう。活躍が楽しみです。
いろんな学びを得て感謝しています。
S-upミーティングは、毎週金曜日午後9時から60分の間、スタッフ全員で医院の向上改善のために時間を設けています。
今回は、今年のテ-マ「おもてなしの心」にそって、「第一印象の大切さ」を話し合いました。
私たちは出会った瞬間に相手のことを自分の尺度で判断してしまいます。相手もそうでしょう。
その時に好印象を覚えたのは、どういう場面であったか、どうあれば好感を相手に与えることができるか、体験を通じ自ら語り、他の人の意見を聞くという場になりました。
「一期一会」もテ-マですが、今回は特にその心を整理するのにも役立ちました。
鴨居歯科医院のスタッフは、本当に素晴らしいと心から感じています。
素直に物事を受け入れ、お互いに学習し合って積極的に行動する姿は、キラキラ輝いています。
情熱をもって働いているスタッフに囲まれて日々の幸せを感じています。
「仕事と思うな、人生と思え!」の心を忘れずに精進していきます。
多くの気付きを今日も頂いて感謝しています。ありがとう。
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロンの前川弓乃です。
ボランティアとして私が伺っている介護施設で、嚥下障害をもつご婦人がある日「口から食べたい!」と打ち明けてくれました。脳梗塞の後遺症による嚥下障害のある方のため、むせるので禁食。でも、ご婦人は「口から食べたい」という思いを強くもっているのです。
このご婦人のお気持ちになんとか応えたいと、私なりにずっと思い悩み続けています。訪問のつど口腔周囲筋のマッサージと、舌の運動を続けています。しかしながらわたくし自身の摂食嚥下に関する知識不足に悔しさもありました。
そこで先週の水曜日、日暮里のオーラルケア本社で開催された【看護・介護現場での口腔ケア基本テクニック習得セミナー】を受講してきました。久しぶりの歯科領域のセミナー参加でした。そのためこのセミナーは私にはとても新鮮に映るとともに、「口・食べる・生きる」の原点に戻ることができました。
口腔ケアと誤嚥性肺炎発症率の関係等を学び、改めて口腔ケアの目的を認識するとともに、口腔機能の回復として“食べられる口をつくる”ために、使える口への支援としていくつかの手技習得をしてくることができました。
セミナー講師からは、「ゴックンできた症例」の感動的な話も伺うことができました。そしてこの思いや経験を伝える事でさまざまな職種との連携を図り仲間を増やしい!そうすれば自分の口で食べられる患者さんが増えるかもしれない・・・と話して下さいました。熱い講演内容に涙がでるほど感動しました。
「口から食べたい!」でも無理だとあきらめている患者さんやご家族、そして医療介護従事者の方たちに、「食べられるかもしれない!!」と思ってもらうための、『伝える力』と『伝える勇気』を私はこのセミナーを通じて頂きました。
「口から食べられる」ことは、「本当の幸せ」のひとつなのですね。