みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。
日々寒さが厳しく道路が凍りついて歩くのにも気をつけないといけませんね。
1月15日は以前は成人の日で祭日でしたが、2000年から1月第2月曜日に変わり毎年日が異なります。できれば元に戻してほしい祝日だと思います。1月15日は小正月であり、かつて元服という儀式が行われていたので制定されたという謂われがあるからです。
成人の日の1月15日が祝日であった時は、毎年“初釜”がこの日に行われて楽しみにしていました。
丁度この日が師である青山俊董先生の誕生日でもあり、お祝いを兼ねて催されていたのです。祝日でなくなった時以来、別の休日に行われることになり2009年は1月18日(日)になります。
1月15日(木) 塩尻北ロ-タリ-クラブの例会で‘お茶’の話をして下さいとの依頼を受けました。
簡便な茶席風にお道具を揃え、お茶を立てながら薄茶を味わってもらおうと計画し、準備をあさひ館さんの協力を得て設営し、今年初めての着物を着て臨みました。
会場で一応セッティングをして、どのようにお手前をしながら話をしようかと考えていると、一人の若い女性が着物姿で会場に入って来ました。塩尻北ロ-タリ-クラブが御世話をしている中国からの留学生の紀さんでした。
信州大学で日本語の研究をし4年経ち今年の4月には中国に戻り、日本語を教えることになるという人です。その紀さんが日本に来てお茶を学んで、しかも同じ流派の表千家でお手前もできるといい、服紗も用意していたのです。
これは幸いと思い、お手前をお願いしたところ、即OKの返事があり、さすが積極的な人だなと感じ、他国まで来て貪欲までも異文化を吸収し、知ろうとしている人はやはりどこか違うと思いました。
同じ流派なので、応用した道具立てでもすぐに理解し、流れるようにお手前をしたのです。
その間にお茶の由来、茶道の歴史、お茶の文化、お客としてのお茶の飲み方などの解説ができました。彼女の協力がなければとても時間内にできる内容ではなかったので助かりました。
中国からの留学生 紀さんが一番日本に来て印象に残り良かったのは、茶道を学んだことだと言いました。
お茶から得たことは、相手を思いやる心であり、人との出会いの大切さを知ったと言います。
できれば中国に帰ってお茶を生徒さんに教えたいと言っていました。
着物も自分で着ることもでき、日本人以上に日本人らしい立ち居振る舞いに感動しました。
是非中国の多くの人に日本文化の一つ‘茶道’を知って欲しいと思います。まさに‘一期一会’鴨居歯科医院の今年のテ-マそのものです。
お茶の文化は日本で最高のお客さんに対するおもてなし法の一つだと思っています。より深く理解すれば自分も相手も周りもすべてが‘和’の気持ちが湧いてきます。
利休さんは‘茶の湯とは、ただ湯を沸かし茶をたてのむがかりなることと知るべし’と言われましたが、自然体で自然の心で自然行為ができるのはかなりの.年季が必要です。
何事も修行がたいせつで人格形成に役立つことはまちがいありません。
この日もいろいろの気付き、出会い、協力、感動を頂きました。感謝しています。ありがとう!