みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市 鴨居歯科医院・鴨居インプラント審美サロンの歯科医師 川崎小夜です。
今日は、私が小さなお子様の治療をする際にお子様とする3つの約束についてお話したいと思います。
まず、治療を受けるお子様が治療用椅子に横になった状態で話しかけます。
一つ目のお約束
両手は自分のおへその上に置こうね
この約束は、動かないで治療をすること、治療用椅子が動く時に手を挟むなどのけがをしないことを目的にしています。また、この一つ目の約束を私の目を見てきちんと聞くことができるか、約束を守ることができるかでそのお子様の緊張度合いやどこまでの治療が可能なのかがおおよそわかります。
二つ目の約束
歯を治す間は、電気がつくよ。もし眩しかったら目を閉じていてね
歯科治療を受けられた方はご存じのとおり、治療中はかなり眩しいライトが頭上で点灯します。小さい子供さんにとってはかなり苦痛になるようです。しかし、恐怖心もあってかなかなか自分からは目を閉じようとはしません。また、この約束は麻酔の注射をお子様にする際に、わざと顔近くにライトを当て目を閉じてもらって、目を閉じたら瞬時に麻酔を行なうという技にも一役かっています。
3つ目の約束
もし痛かったら左手を上げて教えてね
この約束は大人の方でもします。お子様は私たちが思っている以上に賢く、一度痛い思いをしたらそのことが決して忘れません。痛いから歯医者さんに行きたくない!と親御さんを困らせるお子さんもいらっしゃると思います。私も極力お子様に痛い思いをさせないように気をつけています。もし痛くても我慢しなくていいこと、きちんと痛いことを教えてくれれば痛い事はしないことを私がお子さんに約束をしながら3つ目の約束をしています。
痛い思いをさせないという他に気をつけていることは、これから使う道具を見せ、触らせ、行っていくことも事細かく説明する、という事です。お子様にとって、“何をされるかわからない“恐怖というのも大きいようで、時には治療している歯を鏡を見せながら行うこともあります。
また、歯の治療ができたことはそのお子様にとってとても大きな自信になるようです。1回目の来院ではべそをかいてきたような子も回を重ねるごとに自信がつき、通院されるたびに成長していくのが見て取れます。
そんな多くのお子様に触れるたびに私の喜びも大きくなり、歯科医師になって本当によかったなと感じさせてもらっています。
みなさん、ありがとう!!