みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市
鴨居歯科医院・鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士 片原 治です。
今日から11月がスタートです。秋も深まり、各地で紅葉の見頃を迎えています。この連休は行楽日和のようですよ。
さて、毎週日曜夜11時30分からTBS系列で放送されている「ワンステップ!」という番組をご存知でしょうか。この番組は、「明日のために、誰かの笑顔のために、今、自分にできることをやってみよう!」という社会貢献をテーマとした番組です。先日、「料理人として、役に立てることはないか?」という想いから、東京・代官山のイタリア料理店「タツヤ・カワゴエ」の川越達也オーナーシェフが出演していました。川越シェフはTVや雑誌などでも取り上げられ、1~2ヶ月予約待ちが当り前と言うほど予約の取りにくい人気店です。海外の友人が来日した時に行ったことがありますが、和の食材を巧みに使い、イタリア料理店でありながらジャンルを超えた料理、様々な表情を見せる店内に感動しました。
その川越シェフと4人のレストランスタッフは外食できる食堂が1軒もない大多府島(岡山県備前市日生町)で、島の集会所を借りて、たった1日だけのイタリアンレストランをオープンさせることになりました。1日レストランは大盛況となり、子どもからお年寄りまで34名、島に住むおよそ半分の人が来店してくれたのです。美味しい料理も、代官山に開いている川越シェフのお店さながらの本格的なおもてなしもとても喜んでいました。しかし、イタリア料理の美味しさを伝えることはできたものの、「料理人として、もっと大多府島の人々の役に立てることとは一体何なのか。」を模索した後、川越シェフは地元の小学校へ向かいました。地元で獲れる食材を使って給食を作ったり、お年寄りには簡単レシピを伝えたりと、珍しい料理とはまた違ったおもてなしに感動していました。と言った内容でした。
世界では私達が想像もできないような問題がたくさん起きています。そして、日本のあちこちでも、さまざまなことで困っている人々がいます。これらの人々に対して、決して大きなことはできませんが、何か役に立つことができるはずです。しかし、何かしてみたいと思っていても、実行に移すのは、たいへん勇気がいる事です。「歯科技工士としてだけでなく、自分にもできる『社会貢献』とは何か。」を考えさせられた番組でした。