みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロンの前川弓乃です。
今年の4月から、健康診断が特定検診・特定保健指導としてスタートしました。
これまでは検診や保健指導は、経過観察とされた患者さんには何の指導も行なわれなかったものが、今回の新しい制度では改善を目標に指導されることが義務化されました。メタボリック等の兆候を有する方には、積極的支援・動機付け支援・情報提供レベルの保健指導が行なわれています。
さらに、私たち医療実施機関に対して、今後は検診・保健指導に対して “結果”“成果”が要求されることになります。“結果の出せる医療施設”“結果の出せない医療施設”の差を保険者が厳しく評価される時代が到来することが予想されることから、先日、私が出席したカウンセリング学会でも、この点について多くの議論が交わされました。
たとえば、歯科医療でいえば歯磨きは生活習慣のひとつです。生活習慣の改善には、その人の背後にある気持ちや感情を理解することが必要ですが、現行の医療では、事柄の理解に集中しています。
口腔環境の改善について、動機がない患者さん、自信がない患者さん、負担が大きくて(分かっているけど)できない患者さんには、フラッシュバックカウンセリング、ソーシャルスキルトレーニングによる心理的アプローチが必須であるということを学んできました。
気持ちや感情を理解するに留まらず、それを治療へと発展させることができる医療従事者の一端でありたいと私も考えています。
鴨居歯科医院では、はじめて来院される患者さんとの心の交流を真剣に臨み、患者さんと真剣に向き合う時間を大切に考えています。
今日もカウンセリングルームでは、初めて来院いただいた患者さんが汗とナミダでぐっしょりになりながら、ご自身の健康を慈しみ、そしてこれからの人生の健康を願い、私たち鴨居歯科医院にその思いを託すようにお話してくださいました。今日は患者さんと院長先生と私との三者で、じっくりとその方の思いに寄り添う時間が流れました。新しい一歩でした。
患者さんの隠された自己治癒力を発揮し、生き方自体にドーパミンを分泌させやすい生き方支援のお手伝いを目指してこの秋も学び続けていこうと思っています。