みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院・インプラントセンターの
前川 弓乃です。
季節感というのは日本の素晴らしい魅力の1つだと思います。
それは一千年も昔の『枕草子』にも現れています。
「春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく 山ぎは、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」
春は日の出前がよい。だんだんあたりがしらんでゆくうちに山際の空が少し明るくなって紫がかった雲が細くたなびいてるのが風情があっていい。
清少納言さんは,日の出何分前の様子を見ていたのでしょうかね。太陽が昇る1時間半前,東の地平線上が白んでくると,小さな星の輝きが消えていきます。この時,まだ雲は紫色には染まっていません。太陽が昇る40分ぐらい前になると,地平線付近が赤くなり,その上にオレンジ色や黄色,そして青色や紫など様々な色が現れます。空がもっとも美しくなる瞬間です。清少納言さんは,このもっとも美しい瞬間を文章に表したと思われます。
こんなこわれそうな時の瞬間、素敵ですね。
早起きをして、まだ暗いうちに、南の窓のカーテンをそっと開けて静かに紅茶を戴く、そして清少納言さんと同じこの瞬間を楽しむことができる、時のマジック・・・。
非日常への心の旅。
ワ・タ・シのナイショの時間・・・。
微妙ですかね。(笑)
ちなみにこの『枕草子』というのは日記のように思うところを書き記したものだそうで、今で言うところのブログに近いものなのだそうです。