みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医 鴨居歯科医院インプラントセンタ-
院長の鴨居弘樹です。
年末が迫りそれぞれいろんな予定がある中、恒例の木曜会が27日に松本歯科医師会館で開催されました。
今回は、松本市内の鈴木歯科医院の鈴木一郎先生のご紹介で㈱医療技研の村岡社長のミニ講演会となり、すばらしいお話を聴くことができました。
平成19年に改正される医療法の解説があり、村岡社長と厚生労働省の太いパイプから直接聞き取った生の情報でのお話であり、いくつもの経由を辿って至ったものでないだけに確かなものと受け取ることができました。
聴講していて感じたことは、医療に対する締め付けが益々厳しくなる方向に行っていると思われます。今度義務化される内容についても、「安全規定(指針)をしっかり文書化しなければならない。医療安全マニュアルを作成しなければならない。管理責任者を決めて機器・医薬品の管理をしなければならないし記録をきちんと取って保管しなければならない。等々」どんどんと医療から医師の自由裁量権が失われて管理下ので診療しなけらばならない傾向のような気がします。果たしてこれで良いのか。医療人の本来の目的である、患者さんの治療・予防・コミュニケーションを大切にしようにも管理事項でその時間を益々少なくしてしまう、それで良い医療を担当できるのか疑問ですね。
一番迷惑を被るのは患者さんです。
「鱓(ごまめ)の歯軋り」の言葉がありますが、一地方の一歯科医師の思いですが、この問題点をいかに改善していくかが大切であると思われます。一人一人のコミュニケーション力をつけて、患者さんに現状を理解して頂き、良い解決策をお互いに考える時であると感じました。
村岡社長から「ISO9001」についても話があり、医院をシステム化していくには大変役に立つ国際標準化機構を易しく説明されました。
鈴木歯科医院は今年11月に承認されたとの事、おめでとうございます。
鴨居歯科医院は1999年5月31日に歯科医療界では日本で最初に取得しましたので、ISOの価値観は理解できます。大変役立った品質管理、顧客管理システムです。更に今回お話を聞いて認識を新たにさせて頂きました。
今日も学び得ることが多かった木曜会、2008年も更に充実したスタディグル-プとして会員全員で盛り上げていきたいと思います。
今年一年間お世話になりました。ありがとうございます。