みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院・インプラントセンター
前川弓乃です。
この週末は、“「疾病スクリプト」とセルフケア行動”という講義を受けに東京へ行って参りました。少々疲れました!(私には難しかったです。)
『自分がもっているスクリプト(脚本)を知る』というカウンセリング技法の学びもありました。この中では内省化をする時間がもてました。東京は、そぼ降る雨模様でしたが、しっとりした都会の空気は、こんな勉強をするにはとてもいい雰囲気を作ってくれます。私は、<雨>の匂いがなんとなく好きです。ちなみに<雨>の匂いのアロマを探しています・・・。
さて、今日の新聞に大きな見出しで、『がん治療前に口腔ケア』というものがありました。
以下、信濃毎日新聞<11月11日付>掲載文抜粋
がんの放射線治療や化学療法が原因で、重い口内炎や出血などの合併症に悩まされている患者は少なくない。こうした合併症は、がん治療前にむし歯や歯周炎の治療など口腔ケアを徹底することで四分の一に減らせることが、静岡県立静岡がんセンターの調査で判明。口腔ケアをがん治療の一環と位置づけ、患者のQOL(生活の質)向上に役立てている。
『口内トラブルは生存率に直接影響を与えないので、注目されてこなかった。食事がちゃんとできるようになって、初めてがん治療に成功したと言えるのに』と、大田洋二郎歯科口腔外科部長の話。
長野県では、県がん診療連携拠点病院〔信大病院〕で、2000年から歯科口腔外科で化学療法前の口腔ケアを、04年には、【ガン化学療法患者に対する口腔ケアマニュアル】を作成。重要性の認識が次第に広がり、他の診療科からの紹介も増えていると、小池剛史歯科口腔外科助教の話。
確かに間違いなく、がん治療前に関わらず口腔ケアは、QOL(生活の質)向上に必須であることは然りですね。
昨年の今頃、私は父親の終末期在宅ホスピスに専念させていただいておりました。その時に、主治医から、口腔内に必ず起こる3つの問題 は、口の乾き、口腔内のただれ、舌苔 とききました。そこで実行したことは、次のようなことです。
o 12時間毎にうがいと歯磨き
o 義歯は一晩、水の中に浸す
o 毎食後、口腔内を洗浄する。
o 室内加湿器の利用
o 乾いた口唇にワセリン
o 口腔や咽頭の痛みには、粘稠なリドカイン含嗽液で、 対症療法
舌苔は、口臭の原因となるので
o 過酸化水素洗浄液(水に2%の過酸化水素を混ぜた) は泡立つので、舌の表面から舌苔を取り除く と、いうことでした。
最近は、患者さんとの初診カウンセリングの中で、様々な疾病についての患者さんの思いをうかがうことがあります。
「健康診断からみる身体」と「疾病スクリプト」の両面から患者さんの話を傾聴・共感のできる医療従事者をめざし私も努力をしたいと思います。
みなさんのQOL(生活の質)向上のために、鴨居歯科医院と上手くおつきあいしてみてください。
いっしょに考えていきましょう。
インプラント審美サロンかもい(仮称)の増築工事は、現在〔木工事〕が順調に毎日進められている様子です。基礎の上に土台を敷き、床下地パネル張りが進められている様子です。毎日、楽しみに眺めています。来春4月オープン予定です。