みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医 鴨居歯科医院・インプラントセンタ-
院長の鴨居弘樹です。
毎月第4木曜日に開催される「木曜会」が25日松本歯科医師会館で開催されました。
今回は久根下先生が「糖尿病と歯科治療」とのテーマで会員発表しました。
多くの資料を提供して頂き、解り易い解説があり、簡便な血糖値測定キットの紹介がされ、実習で使い方を示して頂きました。
糖尿病はむし歯、歯周病と同じ「生活習慣病」です。生活習慣の改善によって予防もでき、克服もできるので正しい知識を知っているのが大切です。
糖尿病は2010年には1080万人、予備軍まで含めると2000万人を超すと言われ、「合併症のデパ-ト」とも呼ばれていて様々な病気を引き起こす原因ともなっています。
歯科医院に訪れる患者さんの中に10人に1人、予備軍を入れると5~6人に1人が糖尿病であると考えられます。歯周病の患者さんは一応糖尿病があるのではないかと疑ってみることも必要ですね。
本人が自覚していなくて当医院で糖尿病の検査を受けた方がよいと忠告をしたところ、早期発見できたと喜ばれたことがあります。歯肉の状態が警告を発するのです。
糖尿病の方は歯周病の治りが悪かったり悪化させたりしますし、抜歯の時は感染し易かったり止血が難しかったり、抜いたところの回復が悪かったりします。最近注目され期待され予後も良く、新たに自分の歯が蘇ったと言われるインプラント治療も重症な糖尿病患者にはできません。
久根下先生によって改めて糖尿病の基礎知識を教えて頂き簡便な血糖値測定方法を知り、自他共に利用していきたいと思っています。素晴らしい発表に感謝しています。
今回は私自身が発表の当番であり、時間の範囲内で症例検討となるようなインプラントが問題を起こした事例を提示し会員の皆さんの意見を聞きました。
更に10月5日見学した“Ye歯科”の様子をDVDにてお見せしました。時間が少なくて全ては開示できませんでしたが、ご覧になった会員の先生方には参考になった事と思います。
月1回の例会ですが、最近はすぐにやってくる感覚です。それだけよく言えば充実した日々を過ごしているのでしょうか。出れば必ず得るものが沢山ある木曜会。今後もできるだけ出席していく予定です。現在、木曜会の会長という立場でもあり、益々発展し、より良い会に成長するよう努力もしていきます。
このような機会を与えて下さった事に感謝しています。