みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医 鴨居歯科医院・インプラントセンタ-
院長の鴨居弘樹です。
「老けるな!」というタイトルで、坪田一男慶応大学医学部教授が書き下ろした本を読みました。サブタイトルが「脳と体を若返らせる68の方法」で実に読み易く、判り易く、自分の健康チェックに役立つテーマが面白く書き表わされています。
是非、手にして読んでください。
その中に“噛む”ことの重要さを言っています。よく噛むことによって
「脳を活性化してストレスを和らげる」
「満腹感が得られ肥満防止に役立つ」
「唾液線とすい臓を活性化させ、連携して消化活動が盛んになる」
「唾液腺ホルモンの働きで骨や筋肉を丈夫にし、老化防止の効果がある」
「唾液中の酵素によって発ガン性物質の毒性を抑える」
などの数々のメリットがあり、老化防止の効果があると書いています。
まさにその通りで歯科医学の科学的根拠に基づいた考えなのです。実は坪田先生は東京歯科大学市川病院に在籍していたこともあり、歯科の知識も豊富な先生なのです。
“痛くなる前に歯医者さんに行け”という項目もあります。
アンチエイジングからすれば3ヶ月に一度ぐらい歯科医院に通い、歯や歯肉のケアをし、クリ-ニングするのが望ましいと書いています。
それは二つの理由があり、
① 健康な歯は老化防止に直接的な効果をもたらす
② 歯や歯ぐきの病気が、関節リウマチや心臓病、腎臓病、敗血症、肺炎などの原因になる。と述べています。
更に歯がもつ無形の力として、歯・口は消化器官の入り口であり、呼吸道の一部だが、同時に「話す」「笑う」「愛情表現を担う」など大切なコミュニケ-ション器官であるからだといわれます。これもそのとうりで歯・口は重要な機能、役割を持っています
“白くきれいな歯はそれだけで若々しい好印象を与えてくれる”だからまめに歯科医院でのクリ-ニングをすすめるし、積極的な歯のホワイトニングもすべきと言っています。
心して傾聴して頂きたい事柄です。
『「老い」に勝つ!10の秘訣』というタイトルの本も出版していますが、多才な坪田教授は「125才までハッピ-に生きる10の秘訣」として以下の事を提唱しています。
①しっかり睡眠を確保する
②良い水を充分に飲む
③運動を日常に取り入れる
④野菜や果物の抗酸化栄養素を中心とした良質な食事をとる
⑤不要なものは排出する
⑥呼吸を深める
⑦新しい友達をつくる
⑧一日一回は感動する
⑨何がなんでも「ごきげん」を選択する
⑩「元気で長生き」を決意する
長寿社会で誰もが好むと好まざるとに関わらず100才を現役で過ごす時代となってきています。この本には、楽しく元気で幸せな人生を送るヒントが沢山あります。
是非一度読んで下さい。
いろいろ気付きを与えて頂いた坪田教授に感謝します。
ありがとう!