みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医 鴨居歯科医院・インプラントセンター
院長の鴨居弘樹です。
鴨居歯科医院ではこの度コンピューターによるアポイントシステムを導入しました。
先週1日と今週2日間の指導を受けて8月30日より本格的に稼動するようスタッフ全員で学習し理解しました。しかし、まだ一抹の不安を残してのスタートですが、早く良い結果を出したいと考えています。
このアポイントシステムを導入した目的は、先ず
「患者さんの予約をダブったり、見落としたりしないように予約時間の管理をきちんとする。」
「一度キャンセルして次回の予約を取りにくい人に連絡し途中で治療を止めないようにする。」
「既に装着できる状態の冠、入れ歯を中断して未装着のままにしている人に連絡する。」
「患者さんの情報を入れて後日来院したとき間違いなく対応することができるようにする。」
「患者さんの待ち時間を少なくし来院している患者さんをお待たせないようにしたい」
等々の要求を満たせるようにと、利用できるシステムを探していましたがこの目的を満たせてくれそうな予約管理システムなので導入してみました。
鴨居歯科医院では、複数の歯科医師・歯科衛生士がそれぞれ担当制で診療をしていますが、限られた治療椅子を効率よくバッティングしないように予約をとるには、今までのノート式には限界があるのではないかということも採用のきっかけとなりました。
1972年10月に開業以来、アポイントシステム(予約制)で行ってきましたが、開業時は1時間のアポイントで1日8名を限度に始めました。それには理由があり、開業時には歯科医師一人と受付一人歯科アシスタント一人の3名で、しかも歯科診療については受付も歯科アシスタントも初めてという状態なので一つ一つ教えながらやらざるを得ず、仕方の無い予約システムの導入でした。
当時、この地で盛業の先生は200名を診ていましたし、70歳代の先生も60人くらいの患者さんを診療していた良き時代に1日8名というのは異様なやり方だったかもしれません。少しずつ診療形態に馴れてきたところにベテランの歯科助手さんが勤務して頂いたり、技工士さんが入ったり、衛生士さんも採用することができたりして段々充実していましたが、それでも30分に一人の予約システムで診療していました。
段々と患者さんの来院数も増して、一週間に1度30分のアポイントが難しくなり10日先20日先になったので、ウェイティングシステムを採って一人の患者さんが終わったら一人新規の患者さんとてアポイントするというようにしました。すると、あまりにも多くの人を待たせる結果となり、一年先、ひどい時には二年先などとなってしまい、アソシェートドクターに入ってもらう事を考え、治療椅子も増設し医院も拡張したりしてきました。
現在も基本的には30分の診療時間で一人の患者さんを診療することを原則にしています。これからはこの時間を45分・1時間という診療時間に変えていきたいと思っています。
「時は命なり」の言葉とおり、患者さんの貴重な時間を尊重し、密度の濃い意義のある診療時間になるよう無駄な時間を排除し、お互いにコミュニケーションをシッカリとってより良い満足して頂ける歯科診療サービスを提供する努力をしていきたいと思っています。
今回の予約管理システムが有効に使われる事を期待して下さい。