みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医 鴨居歯科医院・インプラントセンタ-
院長の鴨居弘樹です。
毎月第3木曜は定例の木曜会が松本歯科医師会館で開催されています。2~3名の先生がそれぞれ臨床例を提示しながら、診断・治療方針・治療方法・治療結果等を持ち寄って会員の先生方から意見を求めて、臨床の進め方をお互いに検討し最良の治療方法を考えています。
先月は、日本大学歯学部インプラント科の科長 萩原芳幸先生をお迎えしてメンバ-だけでなくオ-プンにして多くの人に参加して頂きました。この日は60名を越える人が集まり、インプラントの関心の高さを改めて知らされました。
今月は鴨居歯科医院の荻村卓朗先生が「インプラント治療の症例」を提示して、1年以上かけて全顎に渡って治療したドキュメントを示し、全員の皆さんからアドバイスを受けました。荻村先生もある程度時間をかけてまとめ上げた症例でしたので、大変判りやすく努力の跡が感じられましたが、いろいろの指摘事項もあり、改めて見方を変えると参考になった点もあった事と思います。
若手メンバ-の犬飼 健先生からも前回発表された「予知することのできなかった症例、その2」ということで昨年10月以降どのように経過し変化したかのお話でした。大きな膿胞が永久歯を押しのけて真横に向いてしまったのかダイナミックに変化して行く様子に人間の回復力のすごさ、自然治癒力の偉大さ等を知らされましたが、更に得意な矯正治療を併用しダイナミックに歯牙の移動が行われていました。意義あるパワーあふれる内容に学ぶ点が多くありました。更に下顎水平舞服智歯を痛みなく腫脹せず簡単に抜歯する方法を提示して頂き、ユニ-クな方法ですが参考になりました。
歯科業者さんから「EO水」の紹介があり、その使用例、効果、有用性などのお話の内容でかなり魅力的な製品でした。
会員同士の情報交換だけでなく、外部講師のお話を聴いたり、先端医療を行う製品を知る等、月1回のスタディグル-プの集まりですが、刺激を受け明日からの臨床をしっかりやろうという気にさせられます。
30年続いているこの会を、これからも大事にして更なる発展に努力していきたいと思います。多くの気づきを与えて頂いた木曜会に感謝しています。