みなさん こんにちは!
長野県塩尻市 鴨居歯科医院・インプラントセンタ-の 前川弓乃です。
なかなかすっきりとした青空を仰ぎ見ることのできない日々が続いていますね。いかがお過ごしでしょうか・・・。
今日は、大切な友人のお話をさせていただきたいと思います。
私は、いわゆる後期高齢者といわれる年代の方が大好きです。とても素敵なオ-ラがでていて、そばにいてごいっしょさせていただくとホンワカとして自分が自分なりに素直でいられる瞬間となります。
この春「そんな年代の友人がいたらいいなぁ」という私の思いから、介護の必要な高齢者施設へボランティアという名目でお邪魔をしました。その後、継続して時間の許す限りそちらに伺っております。
お食事を大切にいただく姿勢
心の底まで響くあいさつの言葉、正直な会話
身体中から溢れる温かみ
私には魅力的でたまりません。
円熟した安定的なパ-ソナリティです。
過去の自己、現在の自己、自己感情等において、自己を肯定的に受け入れているように思われます。
30年前のデ-タでは、“高齢者とは”自己中心性・猜疑心・保守性・心気性・愚痴っぽさ等、老いの自覚から否定的なパ-ソナリティの方向が指摘されていたようです。
人は世代をこえて変化して成長していくものなのですね。
92歳になる素子さんのお口は総入れ歯が入っています。でもつい先日、下の入れ歯が半分に割れてしまいました。ここのところ素子さんは、毎日とても困っていらっしゃる様子です。
そのことでまず私が気づいたことは、素子さんの歩くスピ-ドが落ちたこと。歩幅が小さくなったなぁと見受けられます。素子さんがおっしゃいました、「転びそうで怖いのですよ」と。素子さん、どうかお気をつけて。早く入れ歯が直りますように。
しっかりした歯とそのかみ合わせは、身体のバランスを保つのに大変重要な役割を担っています。かみ合わせやあごの安定は、歩行の安定につながっています。最近では、口腔ケアを行うことが認知機能の低下予防につながるという研究データもでています。
明日の休日は、素子さんたちと健口体操をしてみたいと思います。微力な私ですが、これからもずっと人生の先輩に寄り添って支えあって素敵な時間を共有していきたいと願っています。
話を聴いてくださってありがとうございました。