みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院・インプラントセンター
歯科衛生士の山崎豊子です。
数十年前の小学校の入学式で「山崎豊子さん・・いい名前ですね。将来は大物になるかもしれないね。」というような事を担任の先生に言われたと、母から聞いた事があります。
著名な作家と同姓同名のこの名前、実は大嫌いでした。
響きが古臭い!可愛げがない!どうしてこんな名前なんだろう。
心豊かに大勢の人たちから好かれる子になるようにと、その意味を聞かされても、もっと可愛い名前をつけてくれてもよかったのにと
ずっと思っていました。
その後も何度となく名前を誉められた事はあったものの、やっぱり変わらず嫌い。。
ところが先日、来院された患者さんにまた開口一番、「有名な作家さんと同じなんていい名前だねえ!」と言われたのです。
名前とは、その人を表すのに一番最初に印象づけられるものだから
素敵な名前に自信と誇りを持って、心の広い明るい女性にならなきゃね。と話して下さいました。
子供たちに親をさせてもらっているのにまだまだ未熟なところだらけです。
『名無きは天地の始めにして、名有るは万物の母なり』という老子の言葉があります。人間の文明は名前を付けることから始まったと言われています。
一生持ち続けることができる無形の大きな資産として、思いを込めて名付けてくれたのに、両親、身近な方の気持ちを大切にしないと罰が当たりますね。
日々の仕事の中、患者さんと接することで、学ばせていただくことが本当に沢山あります。貴重な出逢いを宝に、人としてさらに成長していきたいと思います。