みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院・インプラントセンター
歯科技工士・秋山單です。
7月の8日9日は私の生まれ育った村でお祭りがあります。
およそ300年も前から続く歴史と伝統のあるお祭りです。その昔、村の無病息災を願って始まったといわれています。
この日は村内の小・中学校は休みになり、盆や正月に帰省しなくとも、お祭りだけは帰って来る!?という人も・・。あのお囃子と獅子の舞う姿はいつでも耳や目から離れることはありません。9日には御神体をのせた御神輿様が町中を練り歩きます。
祭りの運行は主に男の人達で行われ、女の人は絶えず来てくれるお客様にお祝いのお酒やお料理で、おもてなしをします。この日は、どこの家でもこうした風景が見られます。1年に1度のお祭りですが、こうした行為が地域の人と人との繋がりを強めていくのだと感じます。
先日、町内の役員さんと父、母と一緒に、お祭りのしめ縄に垂らす白いヒラヒラした紙を作りました(紙垂・シデと言うそうです)今まで、当たり前のように思っていたそれも、作っている人がいたんだなぁ。と実感・・。そういえば、戦時中は役員が次々に出征したり、当時食料統制の一つで配給品であった「酒」を祭礼用にいかに確保するかなど、沢山の人の様々な苦労や伝統を守る心があって今のお祭りがあるのだとこれまた先人に感謝。(これを機にお祭りの歴史の本を父に借りてみたりして・・。むむむ、奥が深い!しかし故郷の伝統を知る良い機会になりました^o^)
今年(今日7月7日が誕生日です)94歳になる祖父もその1人。当日の来客にお祭りの事を語る祖父は生き生きとして、物知りで私にとって自慢の祖父です。
この時期になると毎晩聞こえてくるお囃子の練習を聞きながら「あの太鼓は速すぎる。あれでは獅子は舞えん」とか「あの笛は上手だなぁ」などといって若いころを思い出しているのか、今年も明日に迫ったお祭りを楽しみにしています。私たちはこのような祖父達父達の世代の人の為にも、この伝統を大切に引き継いでいく義務があると思いました。
当院でもデンタルマネージャーの皆さんが日本の文化や郷土の歴史について調べています。自分の生まれ育った町や村の歴史を知ることは素晴らしいことだと思います。皆さんも是非調べてみてはいかがですか?