みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院・インプラントセンターの歯科衛生士、菊池麻衣子です。
今日は、前回の山田さんのブログ「ゴーヤの佃煮」は体のどこでおいしいと感じるのか話してみたいと思います。
私達は「おいしさ」を、幸せを感じたり愛を感じることと同じように心で感じています。そしてその心は、ドキドキしている胸の中にあると思われがちですが、実は頭の中にあるのです。
五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)から伝わった刺激は、情報として頭の中に集められます。その五感を大いに刺激する行為が「おいしく食べること」であり、取り入れる器官が「口」なのです。
ボケないためには、よく噛んで味わって食べることが大切だといわれています。これは五感を最大限に使い、脳を働かせることになるからです。
お年寄りに「楽しみは何ですか?」と尋ねると、多くの人は「食べること」と答えます。なぜ、「食べること」はそんなに楽しみなのでしょうか。それは、空腹を満たすだけでなく、五感を通じて脳を刺激し、食べる雰囲気や一緒に食べる相手、食材、味覚などから得た情報をもとに、おいしい記憶や楽しい思い出を呼び起こしているからなのです。年を重ねるほど、若い人よりもより多くの思い出を持っているので、食べることにより幸福感も倍増するのです。老いてなお食にこだわり「おいしく食べる」ことは、人生そのものというわけです。
みなさんも、もしよろしければ、この文章を参考に家族、友人など大切な人と楽しくおいしい食事をぜひ味わってみてくださいね!