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長野県松本市の行政書士の岩城です。
風俗営業許可を法人で取得している場合は、当該法人が、会社法上認められている「会社分割」や「合併」を行う場合は、それぞれ「分割承認申請」や「合併承認申請」をすることができます。
本来であれば、風俗営業許可の名義変更は不可能なのですが、会社法上認められている分割や合併の場合は、それに基づき所謂名義変更が可能とされているのです。
というわけで、「合併」はかなりレアなケースだと思いますので、今日は「分割」についてちょっとだけ。
会社法上認められている「会社分割」には、「新設分割」と「吸収分割」とがありますが、風俗営業がらみでいえば基本的には「新設分割」の場合が多いのではないでしょうか?
会社法上の会社分割の手続き等については、今日の趣旨ではありませんので省きますが、風俗営業がらみの「新設分割」というのは、風俗営業以外にも様々な事業を行っている法人が風俗営業部門を切り離して別会社を設立するというパターンではないでしょうか?
例えば、銀行からの融資を受けるにあたって、「風俗営業の方には融資をお断りしてますよ」なんて場合。
その法人全体としては優良な経営状態であるにもかかわらず、融資を受けることができないなんて場面を想定してください。
そんな時は「新設分割」をして、風俗営業は新会社で行うようにすれば融資を受けることができるかもしれないのです。
というわけで、新設分割に基づく「分割承認申請」に必要な書類を下記に列挙しておきます。
1.分割承認申請書
2.分割計画書
3.新会社の定款
4.分割後役員就任予定者の氏名及び住所を記載した書面
5.住民票の写し
6.成年被後見人又は被保佐人に該当しない旨の登記事項証明書
7.身分証明書
8.役員就任予定者の誓約書
管轄警察署によって多少の違いはあるかもしれませんが、基本的にはこのぐらいでしょう。
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