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長野県松本市の行政書士の岩城です。
最近は本当に分からない言葉が増えてきました。特にカタカナ表記の言葉。私が無知なだけかもしれませんが・・・。
今日も一つ気になる言葉があったのでちょっと調べてみました。
それが、「ペニーオークション」。
ペニーオークション(英: penny auction)は、表示上の開始価格や落札価格は通常のオークションに比べると低額であるが、それ以外に高額の入札する度に手数料が必要になる形式のインターネットオークションである。2005年に開設されたSwoopo(ドイツ・旧名:Telebid)がこの形式の発祥とされる。~Wikipediaより
だそうです。
開始価格や落札価格のことを無視すれば、簡単に言うと「入札する度に入札手数料が必要になるオークション」ってことですね。
ということは、最終的に落札できなかった場合は、入札手数料だけ支払わなければならないということです。
だからこそ、先の説明文にもあるように「表示上の開始価格や落札価格は通常のオークションに比べると低額」ということになるのでしょう。
要するに、「入札手数料+落札価格」の合計額が自分の希望とする価格以内に収まれば落札すればいいってわけです。基本的には・・・。
問題は、落札できなかった場合ですよね。
落札できなくても入札手数料は支払わなければならない。
これって、ある意味ギャンブルと同じ。
だって、何度も入札を繰り返せばそれだけ入札手数料は増額するわけだし、しかも、落札できる保証はどこにもない。
危険と言えば危険な”賭け”でしょ。
しかも、オークションですから、他者と競って熱くなれば、入札手数料はどんどん加算されるわけですから。
気が付いたら、落札価格より入札手数料のほうが高かったなんてことが起こらないとも限らない。
そして、今日の産経ニュース
ペニーオークションめぐるトラブル増加、弁護士会など実態把握へ
入札ごとに手数料がかかる新しいインターネットオークション「ペニーオークション」のサイトが次々と登場し、「高額の入札料を取られたのに落札できなかった」とのトラブルが相次いでいる。入札1回の手数料は50~75円程度だが、入札を繰り返すうちに、数万円を費やしてしまうケースが目立つ。昨年度、全国の消費生活センターに寄せられた相談件数は前年度の17倍に達し、弁護士らも将来的な法整備や業者への返還請求訴訟を視野に、実態把握に乗り出した。
記事によると、ある男性は「新品のブルーレイディスクコーダーの開始時の価格が0円。最高入札額が1円ずつ上がる仕組みだけど、安く落札できそう。手数料もお手頃」と考えて入札開始。
男性が入札すると、それを上回る高値がつくということが延々と繰り返され、手数料がかさんでいったが、「ここまでお金を注ぎこんだのにやめられない」と引くに引けなくなった。結局、1千回以上の入札し、約5万5千円を費やした時点で「だまされているのでは」と思い、落札をあきらめたそうです。
気づくのが遅すぎ・・・。
それにしても、「最高入札額が1円ずつ上がる仕組み」って、ねえ。
国民生活センターは「手数料を注ぎこませるため、参加者が入札するたびに高値を更新するサクラや、自動更新プログラムの存在が疑われるサイトがある」と指摘する。
なるほど。その可能性は否定できないですね。
そして、注目は記事の最後。
ペニーオークション インターネットオークションの一種で、英国の1ポンドの100分の1の通貨単位「ペニー」にちなんで名付けられ、「非常に安い」という意味。通常のオークションサイトと異なり、大半が運営業者と出品者が同じになっている。
「大半が運営業者と出品者が同じ」
おいおい・・・。
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