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今日は、LIVING WITH DOGSに掲載されていた小野千穂さんのエッセイからです。
~18歳以下はお断り!~
・・・実は、ピットブルはドイツのほとんどの州で危険犬種と見なされていて、ドイツへの持ち込みはできないのだ。
日本では、「どんな種類を飼おうと、それは人の自由じゃないの?」という声が聞こえてきそうだが、ヨーロッパでは日本のように「自由」ではない。(自由の意義が違うのだ。)国によって、また、国の州によって、規則が異なり、私の住む州で普通に見かけるドーベルマンを危険犬種とみなしている地方も、飼えない地方もある。(中略)
危険犬種を飼うには、それなりの覚悟がいる。
まず、犬税が極端に割高だ。危険犬種の犬税は通常の10倍という都市が多い。しかし、私が住む市では犬種を問わず、犬税は年間、一律75ユーロ60セント(邦貨にして約9000円)である。これは、危険犬種の飼い主が犬税をごまかそうと犬種をごまかして報告しないようにする対策らしい。
また、危険犬種は避妊去勢をしなければならない。
1頭ずつしか散歩に連れ出すことができない。
前科のある人は飼うことができない。
犬を自宅の外に連れ出す人は18歳以上でなければならないし、その際、口輪をはめさせなければならない。
犬税については、以前このブログ内でも言及しました。
もちろん、”前科のある人は危険犬種を飼うことができない”というような規制が、この日本で必要かどうかなどについては、私の場合は、”必要”だとは思えませんが。
また、”散歩は18歳以上”という規制も本当に必要かどうか?
多分このような規制がなされるのは、散歩中にしっかりと犬の行動をコントロールできることが必要であるということが背景にあるのでしょう。
たま~に、「うちの子は小さいから他人に迷惑かけることはございません。」的な考え方をする方がいますが、そんなことは全然ありませんよね。
小さくても噛み付かれれば怪我だってしますからねえ。
要するに飼う側のモラルの問題だと言えると思います。
随分昔のことですが、私が愛犬と散歩をしていると、前のほうから、小さな子供が、犬に連れられて(”連れられて”というところがポイントです)歩いてきました。
まあ、正確に言うと、”犬にひっぱられて”ですが・・・。
犬のほうが明らかに力が強く、全くその子供にはコントロールできない状態でした。
あれは危険ですね。
制御できないということは、当然車に轢かれてしまう危険がありますし、引っ張られた時に、リードを手離さなければ子供は転んで大怪我をしてしまうかもしれない。
引っ張られてリードを離してしまえば、今度は他人に迷惑をかけてしまうかもしれないし、犬自身が事故にあう可能性だってある。
後日たまたま、その子供と親が一緒に散歩していたので、その旨をお話しすると、非常に嫌な顔をされたことを思い出します。
この日本では、”18歳未満お断り!”なんて法律ができないようにしたいものですね。