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風邪引いてるから、生ビールは無し!悔しい!

こんなこと聞いたことないですか?
「交通事故の治療の場合、健保や労災は使えない。」

いまだに交通事故の治療で病院へ行くと、「健康保険は使えませんよ。自由診療になります。」って言われることがあるようです。(もちろん、健康保険指定病院なのにです)

これ、大きな間違いです。
(なんで、病院側こんなんこと平気で言うのでしょうねえ)

もし、相手方が100%責任を負うべき事故であれば、「どうせ相手方の保険で支払われるのだから、関係ないよ。」と考え、病院側に言われるとおり、自由診療で治療する方もいらっしゃると思います。
相手方が任意保険に加入しているなど、支払能力に問題がなければ何の心配もいらないかもしれません。
しかし、任意保険には加入していない、しかも支払い能力も無さそうだという時には、被害者側が相手方から受け取れる治療費は、自賠責保険の限度額120万円が最大ということになります。

健康保険の場合、医療点数の単価は1点10円です。
自由診療の場合は、病院ごとに単価を決めていいことになっているので、1点の単価は平均20円ぐらいだそうです。

仮に点数が10万点だったとすると、健康保険の場合は、治療費は100万円。自由診療の場合(1点の単価が20円だとすると)は、200万円となります。
つまり、全く同じ治療内容なのに金額が全く違うのです。

加害者が任意保険未加入、しかも支払い能力が無い場合は、先述した通り、受け取れる治療費の最大は自賠責保険の限度額である120万円です。

ということは、健康保険を使えば、自賠責の限度額まで20万円残りますから、休業損害の一部の支払を受けるなど、治療費以外にも受け取ることができます。

それに対して、自由診療だと、80万円自腹です。
この違いは大きいと思います。

今日は、昨日の夕刊フジの記事からです。
~「生焼けで返すぞ」悪徳ペット火葬業者トラブル急増!~
 ペットブームが続くなか、火葬炉を搭載した車でペットの「訪問火葬」を行う移動火葬業者に関するトラブルが起きている。“施主”に法外な料金を請求し、断ると「生焼けで返すぞ」などと飼い主を脅す悪質業者がいるというのだ。移動火葬車を殺人に悪用した事件もあり、“無法状態”が問題になっている

以前から、ペットの火葬業者、特に移動火葬業者に関するトラブルはあったのですが、最近非常に増えているようです。

記事によると、 
「払わないと生焼けで返すぞ、と脅したり、実際に火葬せず、別の動物の骨を遺骨と偽って返すヤクザまがいの悪徳業者がいる。彼らは一度悪評が立っても、看板だけすげ替えてあくどい商売を繰り返している」。関東地方で6年間、訪問火葬業を営む業者(63)は、その実態を明かす。


酷いものです。
何故、このよう悪質な営業がまかりとおるのでしょう?
それは、完全に法整備の遅れが原因ですね。
火葬業に関する国レベルの法規制は全く無いといえる状況で、一部の自治体で条例が設けられている程度。
東京都でも、火葬場の設置に関する条例を5区市で設けているそうですが、移動火葬業者に関しては唯一、江戸川区が要項を設けているのみという状況のようです。

要するに”無法地帯”というわけです。

昨今のペットブームの過熱ぶりからすると、まだまだ被害に遭う方々は増加するのではないかと思われますから、早急に法整備をする必要がありそうです。
また、各自治体も国に比べればフットワークは軽いでしょうから、早急に条例等で規制をかける必要があると思われます。

目の前にいる火葬業者が悪質かどうかを消費者が見極めるのは非常に困難です。
したがって、一日も早い法整備をお願いします。