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今日は、私がよく閲覧するLIVING WITH DOGS経由で知った北国新聞の記事を検証してみましょう。

~ペット産業、不況知らず 石川県内 ホテルや保険登場 人間顔負け~
癒やしの手段として、ペットの人気が高まる中、石川県内で人間顔負けの関連サービスが充実してきている。犬や猫の病気やけがの治療費を補償するペット保険が販売されているほか、金沢市内では一泊五千円のペット用ホテルが登場。景気後退による節約志向が広がる中で、ペットの支出は例外のようだ

確かにアニコムのアンケート調査でも、家族であるペットにかける費用は増加しているという結果が出ています。
一昔前なら、例えば犬であれば、フードと年1回の狂犬病予防接種と、たまに獣医さんに見てもらうぐらいしかお金をかけるところは無かったですよねえ。
それが今では、ペットサロン、ペットホテル以外にも、ペットのための洋服やおやつ等々ありとあらゆることが人間並みになってきています。もちろん、愛する家族の一員ですから人間と差の無いのが当たり前ですから、このこと自体はペットを大切にしている方々が増えているのですから歓迎することです。

しかし、ペット産業は不況知らずかもしれませんが、この100年に一度と言われる大不況によって辛い思いをしている動物達が増えているのも事実なのです。
結局、不況の波は動物達にも悪影響を与えているのです。

それはどんな場面か?

簡単です。
不況の影響をまず受けるのは当然のことですが、人間です。
それがリストラや減収ですね。
単純に収入が減れば、動物と暮らすことは難しくなります。

では、どうするか?
捨てるんです。

もちろん、リストラされた方や減収になってしまって生活苦になった方々の全てが捨てるわけではありませんが、実際に捨てる人たちがいるのも事実です。

そうであるなら、ペット産業だって不況知らずというわけにはいかないはずですが、実際には好景気。
これは、単純にお金を持っている人達がお金をかけるところが動物達になっただけと考えるのが自然だと思います。
先述した通り、ありとあらゆるペットのためのシステムや商材が溢れていますから、愛する動物のためにとお金をかける人たちが増えているわけです。

できれば、”ペット産業好景気”だけで終わらずに、こうした影の部分にもスポットを当てたニュースにして欲しいと願います。