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今日は、19日付の朝日新聞の記事からです。

~「将来不安定でストレス」ネコ殺す 容疑の男書類送検~
ネコを地面に投げつけて殺したとして、大阪府警鶴見署は19日、同府守口市の無職の男(26)を動物愛護法違反(殺傷)容疑で書類送検した。府警によると、男は大学卒業後、派遣社員やアルバイト暮らしが続き「友人がみんな就職しているのに自分は将来が不安定でストレスがたまっていた」と供述しているという。

記事によると、この男性は、散歩中に路上にいた猫に近づき撫でようとしたら威嚇されたので、腹が立ってやったと言っているそうです。

「そんな、理由で!」と言いたい事件です。どんな理由であっても、自分より弱い立場の存在に刃を向けることはあってはならないことです。

ただ、大学卒業後に派遣暮らしで不安になったというのは、今の時代背景を表わしているような気がします。
そもそもの原因がそこにあるとするならば、今の日本人が抱えているお先真っ暗感の表れとも言えるかもしません。
(もちろん、だからと言って男性の行為を肯定する気は毛頭ないです)

結局、雇用や経済や政治というのは、強い者(力のある者)から順々に弱い者へと苦しみが移っていくのですね。
(ただし、一番てっぺんに居る者だけが苦しまないようにできているような気がしますが・・・)
最終的に被害者となるのは、結局最も弱い立場の動物ということになってしまうのかもしれません。

早く、この閉塞感から解放してください!